Linus Torvaldsは10月29日(米国時間)、次期Linuxカーネルの7本目のリリース候補版となる「Linux 4.14-rc7」を公開した。ここ最近の開発サイクルでは6、7本のリリース候補版のあとに正式リリース公開、というパターンが多かったが、Linux 4.14に関してLinusは「来週(11/5)にRC8を出す方針」であることを明らかにしており、正式リリースは11月12日になると見られている。
- Linux 4.14-rc7 : Linus Torvalds
Linusによれば、「RC7はごくノーマルなサイズであり、いつもの"4.x-rc7"とほぼ同じような感じ」であるものの、「現在抱えているイシューを考えると、来週末にRC8を出すことになるだろう」としている。
Linux 4.14は長期サポート対象(LTS)のカーネルで、Vega(AMDGPU)やNouveauといったグラフィック関連のアップデート、新規ハードウェアサポートの追加、BtrfsおよびSquashFSにおけるZstdコンプレッションのサポートなど、多くのアップデートが予定されている。