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2018年3月7日ついにDebian on Windowsが登場! Microsoft、Windows StoreでDebianを提供へ

Microsoftは3月6日(米国時間⁠⁠、Linux開発者などを対象にした同社ブログWindows Command Line Tools For Developersにおいて、Windows Store上で提供するLinuxディストリビューションのひとつとしてDebianを追加したことを発表した。すでにUbuntu、Kali Linux、openSUSEなどがWSL(Windows Subsystem for Linux)で利用できるが、これにDebianが加わったことでWindows上でLinuxを利用するユーザはさらに増えそうだ。

Debian GNU/Linux for WSL now available in the Windows Store -Windows Command Line Tools For Developers

Windows 10のWSLを利用してDebianを動かすには、Windows 10マシンからWindows Storeに接続し、Debianをダウンロード/インストールし、PowerShell上のコマンドラインからWSLを有効にする必要がある。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux

これだけの操作でDebianが提供する5万1,000のパッケージがWindowsマシン上で利用可能になる。

MicrosoftのプロダクトマネージャであるTara Rajは「Windows StoreからDebian GNU/Linuxがダウンロード/インストールできるようになった、これを発表できることに我々はとてもエキサイトしている」とコメント、また今回のWindows StoreでのDebian提供に協力したDebianチームに対して「最上級の感謝を贈りたい」と謝意を表明、現在「Microsoft ♡ Debian」ステッカーを作成中だという。

Windows上でDebianがネイティブに動く―10年前なら「何を言っているかわからない」レベルの出来事だが、2018年の現在ではそれほど驚くニュースではないのかもしれない。

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