The GNOME Projectは9月5日、「GNOME 3.30 "Almería"」のリリースを発表した。約6ヵ月の期間中に801名のコントリビュータが開発に参加、トータルで2485ものアップデートが行わたバージョンとなっている。
- GNOME 3.30 Released
GNOME 3.30ではデスクトップ環境全体においてリソースの使用をできるだけ抑えるように設計されており、アプリケーション実行時の大幅なパフォーマンス改善が図られている。その他、主な変更点は以下の通り。
- 「Flatpak」のアップデート自動化
- Webコンテンツを読みやすくするようWebブラウザを改善
- 仮想マシンマネージャ「Boxes」からRDP(Remote Desktop Protocol)を経由してリモートウィンドウサーバへのシームレスな接続が実現、また仮想マシンの共有を容易にするOVAファイルのインポートも可能に
- TrueCrypt/VeraCryptによるディスク暗号化
- 画面の共有やリモートでの画面操作が容易に
- 新Podcastアプリケーション「Podcasts」
なお、GNOME 3.30の開発コード「Almería」は、2018年7月にGNOMEの年次ユーザカンファレンス「GUADEC(GNOME Users And Developers European Conference)」が開催されたスペイン・アルメリアに由来する。