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2018年11月16日Red Hat Enterprise Linux 8のベータ提供開始、コンセプトは"Application Streams"

Red Hatは11月14日(米国時間⁠⁠、⁠Red Hat Enterprise Linux」の次世代バージョンとなる「Red Hat Enterprise Linux 8」のパブリックベータ版の提供を開始した。コンセプトに「Application Streams」を掲げており、ユーザスペースに対してよりシンプルに、かつフレキシブルにパッケージを提供してくことを謳っている。

Powering IT's future while preserving the present: Introducing Red Hat Enterprise Linux 8 Beta -Red Hat blog

RHEL 8の主な特徴は以下の通り。

  • IPVLANを経由で仮想マシンに配置されたコンテナとホストを接続することで、スループットの負荷を低減し、レイテンシを最小限に
  • ネットワークのパフォーマンスを高速化する新たなTCP/IPスタックとして「Bandwith and Rpund-trip propagation time(BBR⁠⁠」を採用
  • OpenSSL 1.1.1およびTLS 1.3をサポート
  • コンテナ関連ツールとして「Buildah」⁠Podman」⁠Skepeo」を実装
  • シンプルで一貫したユーザ管理画面「Red Hat Enterprise Linux Web Console」
  • ハイブリッドクラウド上でイメージの容易なビルド/デプロイを可能にする「Composer」
  • 次世代パッケージシステム「Yum 4」
  • API経由での洗練されたデータ管理を実現する新ストレージ管理システム「Stratis」
  • Linux 4.18、GNOME Shell 3.28、GCC 8.2、Glibc 2.28
  • デフォルトのディスプレイサーバとしてWaylandを採用

Red Hat Enterprise Linux 8の一般提供は2019年中と見られている。

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