Fedoraプロジェクトは12月4日、2019年5月にリリース予定の次バージョン「Fedora 30」において、デフォルトのGPG実装をこれまで採用してきた「GnuPG 1(gpg1)」から「GnuPG 2(gpg2)」へと変更することを明らかにした。
- Changes/GnuPG2 as default GPG implementation -Fedora Project
現在、メジャーなLinuxディストリビューションのほとんどは、デフォルトの暗号化ソフトウェアとしてGnuPG 2を採用しており、GnuPG 1はパッケージングすらしていないものも多い。これに対しFedoraは「/usr/bin/gpg」にリンクされている暗号化ソフトはずっとGnuPG 1のままだった。今回の決定により、Feodra 30からは他のディストリビューションと同様に最新のGnuPG 2がパッケージングされることになる。
ただしFedora 30ではGnuPG 1を使い続けてきたユーザを考慮し、"クラシックGPG"としてGnuPG 1をひき続き利用可能な状態にしておく予定だ。