Linus Torvaldsは12月16日(米国時間)、次期Linuxカーネル「Linux 4.20」の7本目のリリース候補(RC)版となる「Linux 4.20-rc7」を公開した。アナウンスのメールのサブジェクトは"Linux 4.20--rc76"になっているが、このまま順調に進めばクリスマス直前の12月23日にはLinux 4.20が一般提供開始となる。
- Linux 4.20--rc76 -Linus Torvalds
LinusはRC7について「小さなパッチに仕上がって、僕が好きな感じ。その理由は、みんな休暇に備えて忙しいからなのかもしれないし、開発が単にうまく行ってるからなのかもしれない。いずれにしろ、この1週間はとてもおだやかで、僕はこういう感じが続くことを願っている」とコメントしており、大きなトラブルもなくスムースにLinux 4.20の開発が進んでいることを喜んでいる。
このままいけば、ちょうど1週間後の12月23日(米国時間)にLinux 4.20が公開、同時にLinux 4.21のマージウィンドウがオープンし、年末年始をはさんだ、ややゆるやかなスケジュールでプルリクエストの受付が行われる予定だ。いくつかの重要な機能に関してはすでにプルリクエストがLinusのもとに届けられており、Linusも「ホリデーシーズンに送りつけられるよりはずっといい」として早めのプルリクエストを推奨している。Linusにとってもカーネルメンテナーたちにとっても、今年はいつもより静かでおだやかなクリスマスになりそうだ。