Canonicalは4月4日(英国時間)、Microsoftが開発するソースコードエディタ「Microsoft Visual Studio Code」のLinuxユーザ向けSnapパッケージを「Ubuntu Snap Store」から提供することを発表した。今回の公式サポートにより、ユーザはMicrosoftが開発したVisual Studio Codeパッケージを直接入手できるようになったほか、アップデート自動化の機能も利用できるようになる。
- Visual Studio Code launches as a snap | Ubuntu blog
Canonicalは2018年5月からMicrosoftの協力のもと、Visual Studio CodeのSnapパッケージをUbuntu Snap Storeで提供してきたが、あくまでCanonicalの開発者がポーティングしたパッケージの提供にとどまっており、したがってパッケージのアップデートもユーザが手動で行う必要があった。
今回のCanonicalとMicrosoftによる公式サポートについて、MicrosoftでVisual Studio Codeの開発を担当するソフトウェアデベロップメントエンジニアのJoao Morenoは「Snapの自動アップデート機能はユーザにとって大きなメリット。Snap周辺のコミュニティは活気があり、良いペースで発展しているのは明らか。Canonicalがバックについていることも、我々が(Snap版Visual Studio Codeの)開発を将来に渡って継続していくにあたり、確かな信頼性の根拠となっている」と語っており、今後もMicrosoftが深くコミットしていく姿勢を示している。