openSUSEプロジェクトは5月22日(ドイツ時間)、「openSUSE Leap 15.1」の一般提供開始を発表した。「openSUSE Leap 15」の最初のマイナーアップデートであり、5月13日にリリースされた「SUSE Linux Enterprise 15 Service Pack 1」をベースにしている。
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openSUSE Leap 15.1ではインストーラ兼パッケージ管理ツール「YaST(Yet another Setup Tool)」が大幅に改善されており、Firewalldのインタフェース追加(AutoYaST)やPartitionerの自動化サポート、4Kディスプレイ(HiDPI)のエクスペリエンス向上などが図られている。
カーネルのバージョンはLeap 15と同様にLinux 4.12のままだが、GPUドライバやAMD Vegaチップセットのサポートを拡充するため、Linux 4.19のドライバをバックポートしている。また、デスクトップ環境としてはKDE Plasma 5.12 LTSおよびGNOME 3.26が実装されており、その他、多くのソフトウェアがアップデートされている。
2018年5月に最初のリリースが提供されたopenSUSE Leap 15は3年間のサポートが予定されており、2021年5月までセキュリティやソフトウェアのアップデートが継続的に提供される。