いまでこそOSのダウンロードやアップデートはインターネット経由で行うのが一般的だが、15年ほど前まではOSに限らず、大容量のデータをネットから落とすには回線スピードをはじめとするさまざまなハードルがあった。高速なインターネット環境が誰もが利用できるようになるまでは、ネットの遅さを補完するサービスとして、CDやDVD、あるいはUSBドライブなどのメディアにデータを焼いて配布するプロバイダがいくつか存在していた。Ramsey Brennerが創立した「OSDisc.com」もそうしたサービスを提供していた事業者のひとつだ。8月5日、Brennerはサイトのトップページに「OSDisc.com Has Closed」というメッセージを掲載、16年間の歴史に幕を下ろすことを明らかにした。