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2019年8月15日RHELユーザに"遊び場"を ―Fedoraパッケージのサブセット「EPEL-8」

FedoraプロジェクトのStephen Smoogenは8月14日(米国時間⁠⁠、Red Hat Enterprise Linux 8.0向けのFedoraサブセットパッケージ「Extra Packages for Enterprise Linux 8(EPEL-8⁠⁠」の提供準備が整ったことを自身のブログで明らかにした。エンタープライズ向けのRHELに向けて、Fedoraに実装されている最新の機能を試す環境を提供するパッケージで、対象アーキテクチャはAMD64(x86_64⁠⁠、PowerPC(ppc64le⁠⁠、AArch64(aarch64)のほか、今回からIBM S/390(s390x)が追加されている。

Announcing EPEL-8.0 Official Release -SmoogeSpace

EPELはFedoraおよびCentOSにおけるサブコミュニティの名称で、RHELに含まれていないFedoraパッケージをサブセットとして提供しており、SmoogenなどFedoraコミュニティの有志が運営している。今回のEPEL-8では新たに「FedoraにおけるRawhideのような存在」⁠Smoogen)の追加セットとして「Playground(epel8-playground⁠⁠」が含まれており、アップデートの頻度やAPIの変更が激しいソフトウェアに対応できるようになっている。

現在の最新リリースは「EPEL-8.0」だが、次の「EPEL-8.1」ではモジュールとリポジトリのインプリメンテーションを進め、より多くの開発版のパッケージがビルドできる環境を提供していくとしている。

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