「KNOPPIX Live GNU/Linux」の開発者であるKlaus Knopperは8月18日、Debian 10 "Buster"をベースにした「KNOPPIX 8.6」のリリースを発表した。
- KNOPPIX 8.6.0 Public Release -KNOPPER.NET
KNOPPIX 8.6は最新版のBusterをベースにしているが、unstsableなテストバージョンである「Sid」のリポジトリもいくつか含まれている。カーネルにはリリース時点で最新のLinux 5.2を採用しており、32ビットおよび64ビットの両方をサポートする(64ビットCPUが検出された場合、ブートローダは自動的に64ビットカーネルで起動する)。デフォルトのデスクトップ環境はLXDEだが、KDE Plasma 5.14またはGNOME 3.30を選択することも可能。
その他のおもなアップデートとしては
- Windowsアプリをインストール/実行する「Wine 4.0」
- UEFIセキュアブートのサポート
- 再起動なしでオーバーレイパーティションの自動リサイズ
- 専用ユーティリティ(またはddやcc)を使ったUSBフラッシュディスクへのISOファイルのダイレクトコピー
- 「OpenScad」「Slic3r」「Blender」「Freecad」など豊富な3D関連プログラム
などが挙げられる。
なおDVDイメージからインストールする場合は、サイズが4GB以上(4429MB)となるため、FAT32パーティションにはストアできないことから、NTFSかLinuxファイルシステムを使用する必要がある。