Linus Torvaldsは9月8日(米国時間)、次期Linuxカーネル「Linux 5.3」の8本目のリリース候補版となる「Linux 5.3-rc8」を公開した。
- Linux 5.3-rc8 -Linus Torvalds
通常よりも1本多いRC版のリリースとなるが、Linusは「どうしてもrc8を出さなければならなかったというわけではないけど、LPC(Linux Plumbers Conference)とKS(Kernel Summit)への旅行を考えると、1週間の余裕をもたせたほうがすべてうまくいく」とコメントしている。Linusは9/9~11にポルトガル・リスボンで開催される「Linux Plumbers Conference 2019」と、同じくリスボンで9/12に行われるLinux Foundation主催の「The Linux Kernel Maintainer Summit」に出席する予定で、RC8はRC7からの「大きなフィックスはなく、小さなRC」(Linus)であるものの、これらのスケジュールを考慮して正式リリースを翌週に持ち越したとみられる。
リスボンでの2つのカンファレンスが予定通りに終われば、Linux 5.3は9月15日(米国時間)に正式リリースされる。