Canonicalのエンジニアリングマネージャを務めるKen VanDineは2月26日(米国時間)、2020年4月にリリース予定の「Ubuntu 20.04(開発コード"Focal Fossa")」において、「gnome-calculator」「gnome-characters」「gnome-logs」の3パッケージをデスクトップ関連のメタパッケージ「desktop-minimal-recommends」「desktop-recommends」に追加し、同時にSnapにバンドルされていたこれらのGNOMEパッケージを削除することを明らかにした。
- [ubuntu/focal-proposed] ubuntu-meta 1.444 (Accepted)
UbuntuではUbuntu 16.04からSnapによるパッケージ提供を開始し、徐々にその数を増やしてきたが、「SnapはDebよりもサイズが大きくなりがち」「アプリの起動に時間がかかる」といった批判が根強く、とくにデスクトップユーザの中にはSnapによる提供を好まない向きが多かった。今回、GNOMEアプリの一部がSnapからDebに変更されたことで、Chromiumなど人気の高いアプリケーションのパッケージングにも影響が出る可能性もありそうだ。