Linux Mintの開発チームは9月1日付けの開発者向けニュースレター「Monthly News - August 2020」において、「Linux Mint 20」の新機能として登場したピアツーピアのファイル共有ツール「Warpinator」をFlatpakでパッケージングして提供したことを明らかにした。これにより、Linux Mintの旧バージョン(Linux Mint 18.x/19.x)のユーザもWarpinatorを利用することが可能になる。
- Monthly News – August 2020 -The Linux Mint Blog
- Warpinator -Linux Apps on Flathub
Warpinatorは2009年にリリースされた「Linux Mint 6」に含まれていたローカルネットワークのファイル共有ツール「Giver」を再実装したツール。FTPやNFS、Sambaなど"オーバーキル"なプロトコルに頼ることなく、また、USBスティックや外部ハードディスクといった別のメディアを使う煩雑さを回避し、ローカルネットワーク下にあるPC間でファイル共有をカジュアルに行うことを目的にしている。
WarpinatorがFlatpak化されたことで、同じローカルネットワーク上であれば、異なるMintバージョンや異なるディストリビューションのマシンともファイル共有が可能となっている。