Linus Torvaldsは12月26日(米国時間)、開発中の次期カーネル「Linux 5.16」の7本目のリリース候補(RC)版となる「Linux 5.16-rc7」を公開した。クリスマス休暇中のRCだったこともあり、大きな修正などもほとんど発生しない、きわめて静かなアップデートだったようだ。
- Linux 5.16-rc7 -Linus Torvalds
LinusはRC7について「修正が少なかった大きな理由は明らかに休暇中だったからで、つまり修正が少なかったからといってバグを全部見つけきったというサインではないし、(しばらく年末年始の休暇が続くので)少なくともあと2週間はこの状態だということ」とコメントしており、Linux 5.16の正式リリースは2022年1月9日以降になるとみられる。
「みんなが良いクリスマス(ついでに別の休暇をつなげてとったならそれも)を過ごせたこと、そして良い新年を迎えられることを祈っている。クリスマス前に来たいくつかのメッセージには"これはクリスマス前に送る私の最後のプルリクエストです"と書いてあったし、今週も今回と同じくらい静かになるんじゃないかな」(Linus)
カーネルメンテナーたちはしばらくの間、静かな休暇を過ごしながら、Linux 5.16という2022年のスタートに備えている。