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2022年1月6日メモリ管理機能の「CleanCache」、Linuxメインラインから削除へ

LinuxカーネルメンテナーのStephen Rothwellは1月5日、開発版カーネルのGitリポジトリ「linux-next」から、2011年5月にメインラインにマージされたメモリ管理機能「CleanCache」に関連するコードを削除した。これにより2022年3月以降にリリース見込みの「Linux 5.17」からはCleanCacheが消えることになる。

kernel/git/next/linux-next.git -The linux-next integration testing tree

CleanCasheはWim CoekaertsなどOracleのエンジニアたちが中心となって開発したLinuxのメモリ管理機能で、もともとはXenベースの仮想化環境でメモリをオーバーコミットする機能「Transcendent Memory」⁠TMEM)の一部として開発されていたが、Linux 3.0で正式にマージされた。Xen環境のゲストOSのパフォーマンス向上に大きな効果があったが、2019年のLinux 5.3でTMEMがメインラインから削除されて以来、CleanCacheを利用するユーザも激減し、今回の決定に至ったとされている。

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