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2020年6月24日“我々のLinuxジャーニーはまだ始まったばかり”―Microsoft Defender ATP for Linuxが一般提供開始

Microsoftは6月23日(米国時間⁠⁠、エンタープライズ向けのエンドポイントセキュリティソリューション「Microsoft Defender ATP(Advanced Threat Protection⁠⁠」のLinux版である「Microsoft Defender ATP for Linux」の一般提供を開始(GA)したことを発表した。クロスプラットフォーム化が進行中のMicrosoft Defender ATPだが、Windows、Windows Server、macOSにつづき、LinuxもネイティブサポートOSに加わることになる。

Microsoft Defender ATP for Linux is now generally available! -Microsoft Tech Community

Microsoft Defender ATP for Linuxのサポート対象となるディストリビューションは以下の通り。デプロイおよび設定はPuppetやAnsibleなど一般的な構成管理ツールで行うことができる。

  • Red Hat Enterprise Linux 7.2以上
  • CentOS Linux 7.2以上
  • Ubuntu 16.04 LTS以上のLTS
  • SUSE Linux Enterprise Server 12以上
  • Debian 9以上
  • Oracle Linux 7.2

Microsoft Defender ATP for Linuxではコマンドラインや脅威の監視、アラートモニタリングなど他のOS版とまったく同じエクスペリエンスが提供される、利用にあたっては「Microsoft Defender ATP for Server」ライセンスが必要となる。

5月に配信が開始された「Windows 10 May 2020 Update」における「WSL(Windows Subystem for Linux⁠⁠ 2」に続く、MicrosoftによるLinux関連の大型アップデートだが、Microsoft Defender ATPチームのHelen Allasは「我々のLinuxジャーニーはまだ始まったばかり、ここで止まるつもりはない。我々は継続的にLinuxケイパビリティの拡張を進めており、数ヵ月以内には皆さんにお届けできる」とコメントしており、近い将来にさらにLinux関連の大型アップデートが提供される予定であるとしている。

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