GNOME 2.22がリリースされました
3月13日にGNOME 2.
- ウェブカメラを利用するアプリケーションであるCheeseがGNOMEアプリケーションに加わりました。これにより、
初期インストール状態から追加のアプリケーション (例えばcamoramaやxawtv) をインストールしなくても、 (ドライバが対応していれば) ウェブカメラを使って写真や動画の撮影が行えます。Cheeseは7. 10でもcheeseパッケージをインストールすれば利用可能です。 - Metacityがウィンドウの合成
(compositing) をサポートするようになります。ただし、 初期状態では無効になっていますし、 Ubuntuの場合はハードウェア性能を満たしていればCompizを使うので、 現在のところは目立った変更点ではないかもしれません。 - ネットワーク透過な仮想ファイルシステムとしてGVFSが導入されました。これは、
今回のリリースにおけるもっとも大きな変更点の一つで、 Nautilusの可能性を大幅に拡げることになります。ネットワーク越しにファイルシステムにアクセスしたり、 CDのオーディオトラックやデジタルカメラの写真を簡単に表示したり、 外部デバイスの自動マウントに対応したりと、 新機能に加えて他のアプリケーションとあわせれば可能だった従来の機能も、 簡単に利用可能になりました。ただ、 フォントディレクトリ (fonts://) やテーマディレクトリ (themes://) にアクセスする機能は現在のところ利用できなくなっています。 - Totem
(動画プレイヤー) はDVDの再生がより便利になりました。さらに、 AdobeのプロプライエタリなFlashプレイヤーをインストールしなくてもFlashが再生できるようになり、 プラグインを使ってYouTubeを再生できるようになりました。 - その他、
Evolutionの改善、 Hardy HeronのAlphaリリースの際に紹介した世界時計やVNCクライアントの追加など、 さまざまな追加・ 修正が行われています。
GNOMEは6ヶ月ごとに最新版をリリースしています。Ubuntuでは常に最新のGNOMEを利用できるように、
Hardy Heronのベータ版に向けて
今週の木曜日、
ベータではより多くの人がテストに参加することを見越して、
Hardyは未だテスト版で、
Technical BoardとMOTUのミーティング
Ubuntuの技術的な方向性を決定するTechnical Boardは11日のミーティングで、
- 8.
04の初期設定では、 Trackerの自動索引作成 (automatic indexing) が 「オフ」 になります。これは、 自動索引作成のシステムに与える負荷が思ったよりも大きく、 Trackerを使うにしろ使わないにしろ、 7. 10のように初期設定で 「オン」 にしておくのは影響が大きすぎると判断されたためです。Tracker自体は必要な機能であると考えられているので、 デフォルトでインストールされます。 - 8.
04以降に公式にリリースされるアーキテクチャはi386とamd64の二種類だけとなりました。7. 10までリリースされていたSPARC版についてはビルド環境を維持し、 従来のリリースに対するアップデートの提供はこれからも続けていきますが、 8. 04以降に関しては公式リリースとしてSPARC版を提供することはありません。
MOTUでは、
- UbuntuメンバでないものがMOTUになる場合、
MOTU協議会では同時にUbuntuメンバになることを承認できるようになりました。 - バージョンのアップグレードやバグの修正を行うためのパッケージが作成されて、
Ubuntu Universe Sponsors(u-u-s)に登録されているパッケージを集中的に審査する、 “u-u-s day” を行います。Hardyリリースより前に行う予定で、 具体的な日程については後日アナウンスされます。
Ubuntu Weekly Newsletter #82が発行されました
3月19日に、
コミュニティニュース
前述のHardy Betaの話に加えて、
Ubuntu ClassroomはUbuntuコミュニティへの参加方法を教えるプロジェクトです。これまで、
フォーラムニュース
今週のインタビューでは、
今週のセキュリティアップデート
3月12日から3月16日までに、
- 3月15日