Quantalの開発
Quantalの開発はAlpha3の準備が始まりました。順当に行けばこの記事が公開される前後にはリリースされているはずです。
Alpha3段階では間に合わないものの、
また、
Alpha3段階の12.
デフォルトでは具体的なパッケージ内容は表示されず、
Ubuntu Web Apps
12.
見た目
- Launcherとしてサービスを登録できる。
- UnityのLens経由で起動できる。
- ブラウザや
「他のWeb Apps」 とは別のアプリケーションとして扱われるため、 Alt+Tabによる切り替えが簡単に行える。 - Notify-OSD経由で通知を受け取ることができる。たとえばGmailの未読メール数。
もっとも近いのは、
“TryStack”のARM版
OpenStackの無料体験サービスである
この環境はUbuntuの
UWN#275
Ubuntu Weekly Newsletter #275がリリースされています。
その他のニュース
- straceベースのデバッグで良く発生する、
「アドレスと日付とPIDの差に埋もれてしまい、 diffによる比較が行えない」 という問題を解決する簡単なラッパー、 strace_ summarise. について。これを覚えておくと、py パッケージの挙動がおかしいとき・ 機能的な互換性が失われている時などに大活躍するはずです。 - 11.
10 と11.04 のクラウドイメージが更新されています。 - Unityを3画面で利用している様子。マルチモニタ環境を構築しようとしている方には参考になりそうです。
- OpenStackの
“Folsom” リリースのテスト用パッケージが利用できるようになりました。OpenStackは開発コミュニティの形成においてUbuntuを参考にしている [3] こともあり、 「Ubuntuだと試しやすい」 ソフトウェアの一つです。 - JujuのLocal環境に対して、
Android Emulatorから接続する様子。これにより、 Jujuのlocalモードでlxcベースの仮想マシンを起動してセットアップする→開発中のAndroidアプリから仮想マシンへ接続する、 といった形で、 Androidベースの特殊な開発を簡単に行うことができるようになります。 - Launchpadに
「自分の投稿したコメントを非表示にする」 機能が追加されました。これにより、 コメントに 「まずい情報」 を含んだものを投稿してしまった場合に、 人目につかない状態にできます。 - Fedoraでも
(Ubuntuの) Unity [4] が利用できるようになりました。 - Thunderbird 15 Beta1にUbuntu Oneとの統合機能が追加されました。あらかじめ設定しておくことで、
添付ファイルをUbuntu One上へ送り込むことができます。
今週のセキュリティアップデート
- usn-1511-1:tiffのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-July/ 001765. html - Ubuntu 12.
04 LTS・ 11. 10・ 11. 04・ 10. 04 LTS・ 8. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-3401を修正します。 - tiff2pdfが不正なTIFF画像を読み込んだ際、
任意のコードの実行される・ クラッシュするおそれがあります。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://
- usn-1512-1:KDE PIMのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-July/ 001766. html - Ubuntu 12.
04 LTS・ 11. 10用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-3413を修正します。 - KDE PIMがHTMLに含まれたJavaScript・
Javaなどをそのまま解釈してしまうことにより、 外部から送りつけられたメッセージを表示した際に任意の処理が可能でした。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
セッションを再起動 (一度ログアウトして再ログイン) してください。
- https://
- usn-1513-1:libexifのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-July/ 001767. html - Ubuntu 12.
04 LTS・ 11. 10・ 11. 04・ 10. 04 LTS・ 8. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-2812, CVE-2012-2813, CVE-2012-2814, CVE-2012-2836, CVE-2012-2837, CVE-2012-2840, CVE-2012-2841を修正します。 - EXIFタグの処理に問題があり、
任意のコードの実行・ クラッシュが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決します。
- https://
- usn-1515-1:Linux kernelのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-July/ 001768. html - Ubuntu 12.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-2390用のアップデータがリリースされています。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるので、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
- https://