Raringの開発開始
Ubuntuの新バージョン、
ちょうどこの数日がR世代のUDS
また、
Ubuntuの開発は、
- Mark Shuttleworthが、
新バージョンのコードネームとおおまかな方針をアナウンスする。 - おおまかな方針に基づき、
開発者がUDSに向けて、 達成したい機能をBlueprintsにまとめる。 - Blueprintsをもとに開発者がUDSで議論を行い、
実際に行うべき作業を決定する。 - UDSの決定事項をもとに開発を行い、
アルファやベータをリリースしながら品質を高めていく (4ヶ月ぐらい)。 - 開発がおおむね終了したあたりに、
Canonicalがひそかに開発していた機能が投入されて物議を醸す。 - 開発した機能のQAとリリースエンジニアリングを行なってリリース
(1ヶ月ぐらい)。
前述の通り、
動作プラットフォームとしてのNexus 7
Ubuntu関連の
こうした
ただし、
なお、
Ubuntu 11.04のEOL
Ubuntuの新バージョンリリース前後のお約束である、
今後、
Full Circle Magazine #66
Ubuntu専門のWebマガジン、
UWN#289
Ubuntu Weekly Newsletter #289がリリースされています。
その他のニュース
- 「130Wのサーバークラスタ」
と題された、 Calxeda EnergyCoreを利用した2Uサーバー。24システムを2Uに集約し、 最大で96GBメモリが搭載可能なシステムです。各所のデザインが製品一歩手前の状態になりつつあるので、 おそらく近い時期にリリースされると見られます。なお、 130Wはアイドル時で、 負荷をかけると200W程度は消費するようです。 - 先日紹介した$69のi.
MX61ボード、 Wandbordの実機の写真が出てきています。見た目でわかるレベルのジャンパは飛んでいないので、 「これが稼働品だと仮定するなら」 リリースも近そうです [1]。 - Cadanceの
“Virtual System Platform” でUbuntu 12. 10が動作した というプレスリリース。Virtual System Platformは『仮想的な』 ARMハードウェアや周辺環境を構成するソフトウェアです。いわゆるふつうの 「仮想化」 とは異なり、 ハードウェアのプロトタイピングと並行してソフトウェアを開発するためのプラットフォームです。 - アーカイブやPPAにアップロードを行うときに利用するツール、
dputの次世代版 (dput-ng) を開発している話。 「アップロードしたらTwitterに流す」 などという機能をプラグインで搭載することもでき、 多くのユーザーには関係ありませんが、 PPAを利用している方にとっては非常に興味深いツールになりそうです。
今週のセキュリティアップデート
- usn-1616-1:Python 3.
1のセキュリティアップデート - https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-October/ 001877. html - Ubuntu 11.
04・ 10. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2008-5983, CVE-2010-1634, CVE-2010-2089, CVE-2011-4944 CVE-2012-0845, CVE-2012-1150, CVE-2012-2135を修正します。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
- https://
- usn-1617-1:WebKitのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-October/ 001878. html - Ubuntu 12.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2011-3031, CVE-2011-3038, CVE-2011-3042, CVE-2011-3043, CVE-2011-3044, CVE-2011-3051, CVE-2011-3053, CVE-2011-3059, CVE-2011-3060, CVE-2011-3064, CVE-2011-3067, CVE-2011-3076, CVE-2011-3081, CVE-2011-3086, CVE-2011-3090, CVE-2012-1521, CVE-2012-3598, CVE-2012-3601, CVE-2012-3604, CVE-2012-3611, CVE-2012-3612, CVE-2012-3617, CVE-2012-3625, CVE-2012-3626, CVE-2012-3627, CVE-2012-3628, CVE-2012-3645, CVE-2012-3652, CVE-2012-3657, CVE-2012-3669, CVE-2012-3670, CVE-2012-3671, CVE-2012-3672, CVE-2012-3674, CVE-2012-3674を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
セッションをリスタート (一度ログアウトして再度ログイン) してください。
- https://
- usn-1618-1:Eximのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-October/ 001879. html - Ubuntu 12.
10・ 12. 04 LTS・ 11. 10・ 11. 04・ 10. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-5671を修正します。 - EximのDKIMの処理にヒープバッファオーバーフローが発生する可能性があり、
悪用により任意のコードの実行が可能です。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。 - usn-1619-1:OpenJDKのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-October/ 001880. html - Ubuntu 12.
10・ 12. 04 LTS・ 11. 10・ 11. 04・ 10. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-1531, CVE-2012-1532, CVE-2012-1533, CVE-2012-3143, CVE-2012-3159, CVE-2012-3216, CVE-2012-4416, CVE-2012-5067, CVE-2012-5068, CVE-2012-5069, CVE-2012-5070, CVE-2012-5071, CVE-2012-5072, CVE-2012-5073, CVE-2012-5074, CVE-2012-5075, CVE-2012-5076, CVE-2012-5077, CVE-2012-5079, CVE-2012-5081, CVE-2012-5083, CVE-2012-5084, CVE-2012-5085, CVE-2012-5086, CVE-2012-5087, CVE-2012-5088, CVE-2012-5089を修正します。 - Oracle JavaのCPU2012Octに相当するアップデートです。
- 対処方法:アップデータを適用の上、
すべてのJavaアプリケーションとアプレットを再起動してください。不明な場合はシステムの再起動が確実です。
- https://
- usn-1620-1:Firefoxのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-October/ 001881. html - Ubuntu 12.
10・ 12. 04 LTS・ 11. 10・ 11. 04・ 10. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-4194, CVE-2012-4195, CVE-2012-4196を修正します。 - Firefox 16.
0.2 に相当するアップデータです。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
Firefoxを再起動してください。
- https://
- usn-1620-2:Thunderbirdのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2012-October/ 001883. html - Ubuntu 12.
10・ 12. 04 LTS・ 11. 10・ 10. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2012-4194, CVE-2012-4195, CVE-2012-4196を修正します。 - Thunderbird 16.
0.2 に相当するアップデータです。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
Thunderbirdを再起動してください。
- https://