questing(Ubuntu 25.10)の開発; sudoを『錆びさせる』試み
questing
今回発表された対象ユーティリティはsudoで、
Ubuntu的な位置づけとしては、
この変更には、
まずメリットとしては、
これにより、
一方、
この状態から新規の実装であるsudo-rsへ乗り換えるということは、
これらのメリットとデメリットのどちらが大きいのか、
なおUbuntu的な今後の予定としては、
25.04へのアップグレードの一時停止
24.
その他のニュース
- IBM LinuxOne Emperor 5のリリースと、
リリース時点でのUbuntu Serverの対応について。Ubuntuのメインフレーム (s390x) 対応が継続的に提供されることが分かります。 - EUサイバーレジリエンス法への対応における
「新しい常識」 の 位置づけについて。既存の常識を 「no longer」 で打ち消していく (「今後はドキュメントの陰に隠れていることはできない」 「背景となる意図によって免責されることはない」 「セキュリティ第一原則はオプションではなく必須である」 「発売して終わりは許されない」 「暗黙の依存関係は許されない」)形で 「CRA後の常識」 がかたられています。この種の法整備はEUから全世界に広がっていく傾向があるため、 こうした法律に制約される可能性があるワークロードを持つ場合は確認しておくと良いでしょう。
今週のセキュリティーアップデート
usn-7455-5:Linux kernel (AWS)のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009285. html - Ubuntu 20.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2022-0995, CVE-2024-26837, CVE-2024-46826, CVE-2024-50248, CVE-2024-50256, CVE-2024-56651, CVE-2025-21700, CVE-2025-21701, CVE-2025-21702, CVE-2025-21703, CVE-2025-21756, CVE-2025-21993用のアップデータがリリースされています。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
usn-7467-2:libxml2のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009286. html - Ubuntu 18.
04 ESM・ 16. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-32414, CVE-2025-32415を修正します。 - usn-7467-1の18.
04、 16. 04向けパッケージです。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7469-3:Node.jsのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009287. html - Ubuntu 22.
04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-44487を修正します。 - usn-7469-1のNode.
js向けのアップデータです。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
Node. jsを再起動してください。
usn-7423-2:GNU binutilsのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009288. html - Ubuntu 18.
04 ESM・ 16. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-0840, CVE-2025-1153, CVE-2025-1176を修正します。 - usn-7423-1の18.
04、 16. 04向けパッケージです。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7469-4:H2Oのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-April/ 009289. html - Ubuntu 18.
04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-44487を修正します。 - usn-7469-1のH2)向けパッケージです。
- 対処方法:アップデータを適用の上、
H2Oを再起動してください。
usn-7472-1:Micropythonのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-May/ 009292. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ) 用のアップデータがリリースされています。CVE-2021-42553, CVE-2024-8946, CVE-2024-8947を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
メモリ破壊を伴うクラッシュを誘発することが可能でした。任意のコードの実行・ DoSが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7473-1:Ghostscriptのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-May/ 009293. html - Ubuntu 24.
10・ 24. 04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2025-46646を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
DoS・ アクセス制御の迂回が可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7474-1:Dockerのセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-May/ 009294. html - Ubuntu 24.
04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 22. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 20. 04 LTS (Ubuntu Proのみ)・ 18. 04 ESM用のアップデータがリリースされています。CVE-2023-28840, CVE-2023-28841, CVE-2023-28842, CVE-2024-23651, CVE-2024-23652, CVE-2024-36621, CVE-2024-36623を修正します。 - 悪意ある入力を行うことで、
DoS・ ファイアウォールの迂回・ 本来秘匿されるべき情報へのアクセスが可能でした。 - 対処方法:通常の場合、
アップデータを適用することで問題を解決できます。
usn-7461-3:Linux kernel (Xilinx ZynqMP)のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-May/ 009295. html - Ubuntu 20.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2021-47119, CVE-2024-26915, CVE-2024-35958, CVE-2024-46826, CVE-2024-49974, CVE-2024-50256, CVE-2024-53237, CVE-2024-56651, CVE-2025-21700, CVE-2025-21702, CVE-2025-21703を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。
usn-7475-1:Linux kernel (Xilinx ZynqMP)のセキュリティアップデート
- https://
lists. ubuntu. com/ archives/ ubuntu-security-announce/ 2025-May/ 009296. html - Ubuntu 22.
04 LTS用のアップデータがリリースされています。CVE-2022-0995, CVE-2024-26837, CVE-2024-26928, CVE-2024-35864, CVE-2024-46826, CVE-2024-50248, CVE-2024-50256, CVE-2024-56651, CVE-2024-56658, CVE-2024-57798, CVE-2025-21700, CVE-2025-21701, CVE-2025-21702, CVE-2025-21703, CVE-2025-21756, CVE-2025-21993を修正します。 - 対処方法:アップデータを適用の上、
システムを再起動してください。 - 備考:ABIの変更を伴いますので、
カーネルモジュールを自分でコンパイルしている場合は再コンパイルが必要です。カーネルモジュール関連のパッケージ (標準ではlinux-restricted-modules, linux-backport-modules, linux-ubuntu-modulesなど) は依存性により自動的にアップデートされるため、 通常はそのままアップデートの適用を行えば対応できます。