Google Compute Engineの特徴
Google Compute Engine
高速・お手軽! Linuxでもコンソールいらずでログイン可能
GCEは3種類の方法で操作できます。
- Developers Console
(ブラウザで操作するWeb管理画面) - gcloudコマンド
- API
GCEを利用するとインスタンスを起動してからログインできるようになるまでの時間の短さに驚きます。他のクラウドだと操作からログインできるようになるまでに数分かかることが多いですが、
起動が完了したらDevelopers Consoleから、
インスタンスを作成するときには以下を指定します。
- インスタンス名
- リージョン・
ゾーン - スペック
(インスタンスタイプ) - OSイメージ
- ディスクサイズ・
タイプ (標準/ SSD) - ネットワーク
(ネットワーク自体、 ファイアウォール、 ロードバランサ)
自動的なアカウント管理
起動したインスタンスのログインアカウントはGoogleアカウントです。Google提供のインスタンスイメージを使うと自動的にUNIXユーザを作成してくれます。Google Cloud Platform
ガチのライブマイグレーション
GCEのインスタンスはクラウド基盤側の物理サーバの影響を受けづらいのも特徴の1つです。他の多くのクラウド基盤はインスタンスが稼働する物理サーバのメンテナンスの都合でインスタンスの停止・
この無停止という謳い文句がクセモノで、
このライブマイグレーションのために、
データセンターロケーション
2015年2月時点のリージョン・
- USリージョン
- us-central1-a
(Sandy Bridge) - us-central1-b
(Sandy Bridge) - us-central1-f
(Ivy Bridge)
- us-central1-a
- Europeリージョン
- europe-west1-a
(Sandy Bridge) [Deprecated] - europe-west1-b
(Sandy Bridge) - europe-west1-c
(Ivy Bridge)
- europe-west1-a
- Asiaリージョン
- asia-east1-a
(Ivy Bridge) - asia-east1-b
(Ivy Bridge) - asia-east1-c
(Ivy Bridge)
- asia-east1-a
近めのところのレイテンシを都内OCN回線からpingで測ってみたところ、
ともあれ早く日本進出してほしいですね。
ゾーン | レイテンシ |
---|---|
asia-east1-a | 45msec |
asia-east1-b | 45msec |
us-central1-a | 140msec |
シンプルなインスタンスタイプと料金体系
2015年2月12日時点で選択可能なスペックは以下のとおりです。GCEUとはGoogle Compute Engine Unitsの略です。インスタンスのCPUパワーを示すGoogle独自の単位で、
タイプ | vCPU数 | GCEU | メモリ | 料金 |
---|---|---|---|---|
f1-micro | 1 | - | 0. |
$0. |
g1-small | 1 | 1. |
1. |
$0. |
n1-standard-1 | 1 | 2. |
3. |
$0. |
n1-standard-2 | 2 | 5. |
7. |
$0. |
n1-standard-4 | 4 | 11. |
15. |
$0. |
n1-standard-8 | 8 | 22. |
30. |
$0. |
n1-standard-16 | 16 | 44. |
60. |
$1. |
n1-highcpu-2 | 2 | 5. |
1. |
$0. |
n1-highcpu-4 | 4 | 11. |
3. |
$0. |
n1-highcpu-8 | 8 | 22. |
7. |
$0. |
n1-highcpu-16 | 16 | 44. |
14. |
$0. |
n1-highmem-2 | 2 | 5. |
13. |
$0. |
n1-highmem-4 | 4 | 11. |
26. |
$0. |
n1-highmem-8 | 8 | 22. |
52. |
$0. |
n1-highmem-16 | 16 | 44. |
104. |
$1. |
料金は最初利用期間10分
ひととおり揃ったOSイメージ
GCEにはOSイメージ機能があります。公式で以下のイメージが提供されています。
- CentOS 6
- CentOS 7
- Debian 7 Wheezy
- Debian 7 Wheezy Backports
- Red Hat Enterprise Linux 6
- Red Hat Enterprise Linux 7
- SUSE 11 sp3
- Ubuntu 12.
04 - Ubuntu 14.
04 - Ubuntu 14.
10 - Windows Server 2008 R2
またGoogleのサポートではないものの、
- CoreOS stable
- CoreOS alpha
- CoreOS beta
- openSUSE 13-1
その他に独自イメージを作成することもできます。
強力・高速な永続化ディスク
GCEではルートディスクのほかに外付けの永続化ディスクをインスタンスあたり16個まで
標準ディスクかSSDが選択できます。いずれもGCP側の機能で自動的に冗長化・
ディスクの最大容量は1つ10TB
各ディスクの持続的な最大性能は以下のとおりです。
タイプ | Read | Write |
---|---|---|
標準 | 300IOPS | 1,500IOPS |
SSD | 10,000IOPS | 15,000IOPS |
タイプ | Read | Write |
---|---|---|
標準 | 120MB/ |
90MB/ |
SSD | 240MB/ |
240MB/ |
なおLocal SSDはSCSIとNVMeがあり、
シンプルなネットワーク
GCEの内部ネットワークはプライベートアドレス帯を指定して作成します。Developers Consoleで必要な情報を入力すると5秒ほどで作成できます。リージョン・
ネットワーク帯域幅は、
レイテンシは、
気になる通信料は上り・
ファイアウォール、
その他のネットワーク関連機能としては、
はじめてみよう!
筆者の会社blogにスクリーンショット盛りだくさんのチュートリアルがあるのでぜひご覧いただいて始めてみてください!
次回は
次回はファイアウォール、