Cloud SQL
Google Cloud Platformの中で、
作成はWeb管理画面のDevelopers Consoleから実行でき、
これだけで、
- 自動で複数ゾーンに複製
- 自動でデータを暗号化
- 自動でフェイルオーバー
- エンドポイント(利用時のアクセス先)はFQDNではなくIPアドレス
- ただしデフォルトはIPv6
(IPv4も付与可能)
- ただしデフォルトはIPv6
- 自動バックアップ、
Point In Time Recovery (MySQL 5. 5のみ) - 費用内で7世代
(データに変更があった場合のみ)
- 費用内で7世代
エンドポイントがFQDNではなくIPアドレスだというのはとても嬉しいですね。
まだベータ版ですがRead Replicaも利用できます。なお今のところRead Replicaが利用できるのはMySQL5.
多彩なオプションを設定可能
Cloud SQLでは多彩なオプションを設定可能です。
Developers Consoleでインスタンス作成時に詳細設定を開くと、
特徴的なのがアクティベーションポリシーです。おそらくGoogle App Engineの影響を強く受けているのだと思いますが、
- 常にオン
(インスタンスへの接続を気にせず常にオン) - 常にオフ
(インスタンスへの接続を気にせず常にオフ) - オンデマンド
この内オンデマンドを選択すると、
Google App Engineとの親和性は、
インスタンス作成時にMySQLのパラメータを指定することができます。
かなり生のMySQLに近い感覚で利用できるので、
スペックと料金体系
料金体系はパッケージ、
またパッケージ、
- ディスク1GB1ヵ月あたり$0.
24 - ※ディスクサイズに関わらず利用量に対して課金
- 100万IOリクエストあたり$0.
10 - Google Cloud Platform外との通信はOUTBOUND 1GBあたり$0.
12 - IPv4アドレスは、
使っていない期間1時間あたり$0. 01
なお最大ディスクサイズまで上げるためにはメールで上限解除の依頼が必要です。
またCPUは
パッケージ
Tier | メモリ | 費用内ディスク利用量 | 最大ディスクサイズ | 1日あたりの費用内IO | 日額 | 最大同時接続数 |
---|---|---|---|---|---|---|
D0 | 0. |
0. |
500GB | 0. |
$0. |
250 |
D1 | 0. |
1. |
500GB | 0. |
$1. |
250 |
D2 | 1GB | 2. |
500GB | 1. |
$2. |
250 |
D4 | 2GB | 5. |
500GB | 4. |
$4. |
500 |
D8 | 4GB | 10. |
500GB | 8. |
$8. |
1000 |
D16 | 8GB | 10. |
500GB | 16. |
$17. |
2000 |
D32 | 16GB | 10. |
500GB | 32. |
$35. |
4000 |
従量制
Tier | 1時間あたりの価格 |
---|---|
D0 | $0. |
D1 | $0. |
D2 | $0. |
D4 | $0. |
D8 | $0. |
D16 | $1. |
D32 | $2. |
常時稼働し、
料金はWebで試算できます。
メンテナンス
Cloud SQLではGoogleが自動的にマイナーバージョンアップを適用します。メンテナンスのためにMySQL再起動することがあるのですが断は数秒とのことです。
この
稼働中のインスタンスに障害が発生しfailoverする際もインスタンスは数秒で起動します
Cloud SQLの制約
Cloud SQLは便利な反面、
- UDF
(User Defined Functions) 利用不可 - 以下の命令は非対応
LOAD DATA INFILE
- ただし
LOAD DATA LOCAL INFILE
は利用可能
- ただし
SELECT ... INTO OUTFILE/
DUMPFILE INSTALL/
UNINSTALL PLUGIN ... CREATE FUNCTION ...
LOAD_
FILE()
SUPER
権限利用不可mysqlimport
の--local
オプションが使えないmysqldump
の--tab
オプションが使えない- Performance schemaが使えない
- InnoDB memcached pluginが使えない
クラウド全般、
次回は
次回は引き続きデータベース系のサービスを紹介します。独自のKVSであるCloud Datastoreと、