Cloud Storage
Cloud StorageはオブジェクトストレージのSaaSで、
データはCloud Storage側で自動的に暗号化されてGoogleのディスクに保存されます。
3種類のStorage Classラインナップ
以下の3種類があります。
- Standard Storage
- Durable Reduced Availability
(DRA) Storage - Nearline Storage
StandardはS3のスタンダードストレージ、
これらのStorage ClassはBucketごとに設定します。Storage Classは後から変更できないので、
選び方は悩ましいですが、
Durable Reduced Availability
Nearlineは少し可用性が低く読み出しレイテンシが高い
Bucket単位での管理
データはBucket
新しいBucketを作成する際には以下を指定します。
- バケット名
全Cloud StorageのBucketの中でユニークである必要があります
- ストレージクラス
Standard/
Durable Availability (DRA)/ Nearlineから選択 - 場所
米国
(US)/ EU (Europe)/ アジア (Asia) から選択
場所についてはアップロード元に近いところを選択するのが良さそうです。Bucketからのデータ読み取りについてはGoogleのEdge Cacheが効くため、
Bucketへの書き込みについてはstrong read-after-write consistencyを採用しているため、
Cloud StorageはGCPの他のサービスでも活用されています。Compute Engineではstartup scriptやinstance image置き場として使ったり、
Object Change Notificationできる!
Object Change NotificationはBucketを監視しオブジェクト
AWSではS3とは別のLambdaというサービスで実現していますが、
詳細な使い方についてはリンク先をご覧ください。
Webサイトもできる!
アクセス許可設定と配信設定をすることで、
バケット名をドメイン名にする必要があり、
CNAMEレコードを使ってホストしたいサブドメインをc.
Developers Consoleで設定可能です。BucketをWebサイトとして使うよう設定して配信設定をし、SHARED PUBLICLY
のチェックを付けて読み取りを許可します。
価格
格納しておくためにストレージ利用容量に対する費用がかかり、
ストレージ利用容量価格は以下のとおりです。
タイプ | 価格 |
---|---|
Standard Storage | $0. |
Durable Reduced Availability |
$0. |
Nearline Storage | $0. |
ネットワーク利用量価格は以下のとおりです。なおアップロードについては無償です。
月間利用量 | ダウンロード |
中国 | オーストラリア |
---|---|---|---|
0~1TB | $0. |
$0. |
$0. |
1~10TB | $0. |
$0. |
$0. |
10TB~ | $0. |
$0. |
$0. |
データ操作のためのAPIリクエスト数の価格は以下のとおりです。
タイプ | 価格 |
---|---|
クラスA操作 | $0. |
クラスB操作 | $0. |
XML APIでの操作のクラス分けは以下のとおりです。
- クラスA
- GET Service
- GET Bucket (when listing objects in a bucket)
- PUT
- POST
- クラスB
- GET Bucket (when retrieving bucket configuration)
- GET Object
- HEAD
- 無償
- DELETE
JSON APIでの操作のクラス分けは以下のとおりです。
- クラスA
- storage.*.insert
- storage.*.patch
- storage.*.update
- storage.
buckets. list - storage.
objects. compose - storage.
objects. copy - storage.
objects. list - storage.
objects. watchAll - storage.
bucketAccessControls. delete - storage.
defaultObjectAccessControls. delete - storage.
objectAccessControls. delete
- クラスB
- storage.*.get
- storage.
bucketAccessControls. list - storage.
defaultObjectAccessControls. list - storage.
objectAccessControls. list - Each notification
- 無償
- storage.
channels. stop - storage.
buckets. delete - storage.
objects. delete
- storage.
次回は
次回はデータ解析基盤のBigQueryと、