Ubuntu Weekly Recipe

第138回Canonical StoreでUbuntuグッズを購入する

Ubuntuの商標を持つCanonicalは、2010年3月にロゴの変更を含むブランド刷新を発表しました。突然の発表でしたが、最近になってようやくブランド使用のガイドラインが整備され、新Ubuntuロゴを使用する環境が整ってきました[1]⁠。

そして、CanonicalがMerchandise Maniaと組んでUbuntuグッズを販売しているCanonical Storeでも、新ロゴを採用した製品が出揃いつつあります。そこで今回は、日本からCanonical Storeの商品を購入する手順を紹介します。

図1 Canonical Storeから届けられた箱。梱包用のテープにもUbuntuロゴがプリントされている
図1 Canonical Storeから届けられた箱。梱包用のテープにもUbuntuロゴがプリントされている

購入する商品を選ぶ

Canonical Storeは、Sale items(セール品⁠⁠、Wearables(衣類⁠⁠、Accessories(アクセサリ⁠⁠、CDs and DVDsといったカテゴリに分かれています。その他のカテゴリは、ソフトウェアやトレーニング、Ubuntuを管理するためのLandscapeの契約などを扱っています。

実際にCanonical Storeのページを開き、商品をカートに入れていきます。

ここでは筆者が実際に入手した商品を紹介するので、みなさんが購入を検討する際に役立ててください。

ステッカー

定番のグッズといえばやはりステッカーでしょう。ステッカーは、大小さまざまなロゴが含まれるシートが3枚セットになった「Mixed Sticker Sheet (Pack of 3 sheets)」と、立体的に作られたゴム製Circle of Friendsロゴが2つセットになった「Ubuntu Domed Stickers (Pack of 2)」の2種類があります。

「Mixed Sticker Sheet (Pack of 3 sheets)」に含まれているステッカーのうち一番大きいものはノートPCの天板などに貼るのにぴったりです図2⁠。もう少し大きなステッカーが欲しいという場合は、Canonical Storeではなく、『Ubuntu Magazine Japan Vol.05』の付録を利用するのがいいでしょう。

図2 ノートPCの天板にちょうどいい大きさ
図2 ノートPCの天板にちょうどいい大きさ

他にも、Windowsがプリインストールされているマシンに貼られているステッカーを置き換えるのにぴったりな大きさ図3や、Windowsキー(Superキー)に貼るのにぴったりな大きさ図4などが含まれています。

図3 Windowsのステッカーではダメというわけではないが、Ubuntuで統一できるとおもしろい
図3 Windowsのステッカーではダメというわけではないが、Ubuntuで統一できるとおもしろい
図4 SuperキーもUbuntuキーにしてしまおう
図4 SuperキーもUbuntuキーにしてしまおう

「Ubuntu Domed Stickers (Pack of 2)」は、当初はノートPCの天板に貼るつもりで注文したのですが、ゴム製でかなり厚みがあったため、あまり適さないことに気づきました図5⁠。3セットも購入してしまったので使い道に悩んだのですが、最終的にはデスクトップの本体に貼り付けることにしました図6⁠。

図5 Domed Stickersはかなりの厚みがある
図5 Domed Stickersはかなりの厚みがある
図6 デスクトップ機やサーバ機に貼り付けるのにどうぞ
図6 デスクトップ機やサーバ機に貼り付けるのにどうぞ

Lucid Lynx Tシャツ

リリースごとにTシャツが作られているのですが、あまりUbuntuが目立たないデザインです。今回のリリースTシャツでは左肩の後ろに小さなCircle of Friendsが印刷されていたり図7⁠、前面に印刷されているLynxの目がCircle of Friendsになっていたり図8と、さりげなくUbuntuのTシャツであることがわかります。

図7 Tシャツの背面。紫色にさりげなくCircle of Friendsが印刷されている
図7 Tシャツの背面。紫色にさりげなくCircle of Friendsが印刷されている
図8 Tシャツの前面にプリントされているLynx
図8 Tシャツの前面にプリントされているLynx

通信販売で衣類を購入する際に問題となるサイズですが、商品ごとにサイズ表へのリンクがあるにはあるものの、どの商品でも同じサイズ表が表示されます。ですが、実際には商品ごとにサイズがまちまちなため、あまりあてになりません。

例えば、Lucid LynxのTシャツはAmerican Apparel製ですが、Launchpad TシャツEarthPositiveのEP01という商品が元となっていたりと、製造元が異なるためサイズも違います。

また素材も異なり、Lucid LynxのTシャツは厚みがあり1枚で着られますが、LaunchpadのTシャツは生地が薄く、中に別のTシャツを着ておかないと心許ないです。

参考のために、Lucid Lynx TシャツのLサイズLaunchpad TシャツのMサイズユニクロスポーツウェアのLサイズの順で重ねると図9のようになります。また、身長175cm前後、やせ型の筆者がLucid Lynx TシャツのLサイズを着ると、このビデオのようになります。少し大きく感じていて、Mサイズにしておけばよかったなと思っています。

ポロシャツも用意されていて、胸部分にUbuntuロゴの刺繍が施されているシンプルなデザインです。ただし、Lucid Lynx Tシャツの同サイズと比べても一回り大きいため、注意が必要です。筆者が注文したときはMサイズが在庫切れだったため、Lサイズを注文したのですが、ぶかぶか過ぎて使い物になりませんでした。

図9 上からユニクロLサイズLaunchpad MサイズLucid Lynx Lサイズ
図9 上からユニクロLサイズ、Launchpad Mサイズ、Lucid Lynx Lサイズ

お買い物袋

値段が安いこともあり、生地がかなり薄いです。さらに、ひも部分が長いため、手提げカバンとして使おうとすると地面に擦ってしまいます。肩掛けで使用してください。悪口ばかり言っているようですが、Ubuntuのロゴがかなり目立つため、筆者は気に入って使用しています。

野球帽ニット帽

どちらもサイズは1つだけなので迷うことはありません。野球帽・ニット帽ともに浅めで、ニット帽は頭頂に空間ができるタイプではなく、完全にフィットするタイプです。

ネックストラップオレンジ

ネームプレートや携帯電話などを首から掛ける際に重宝するネックストラップです。ベルト部分の片側のみにUbuntuロゴが印刷されていて、裏側は無地となっています。

注文

カートの中身を確認して、精算に移りましょう。Canonical Storeでは英ポンド、米ドル、ユーロでの決済が選択できます。現在カートに入っている合計が日本円でいくらぐらいなのかを確認したいときは、Googleで€61.02を円でというように検索するのが手っ取り早いでしょう。

カートで「Checkout」をクリックすると、ログインを求められます。Ubuntu single sign onを利用しているため、LaunchpadやUbuntu Oneでのアカウントを持っている場合はこれらでログインします。持っていない場合はここでアカウントを作成します。

配送情報の入力画面では、住所、電話番号を入力していきます図10⁠。住所はもちろん英語で書かなければならないのですが、日本語で住所を書くときの順番をひっくり返しつつ、日本語部分をローマ字表記に置き換えるだけで大丈夫です。通常のRegistered Air Mailを選んだ場合は、住所の書き方が多少まずくても国名でしっかりとJapanを選んでおけば日本の郵便局が配送を引き継ぐので、荷物を受け取れないということはないでしょう。

送料は0.89kg分の商品を注文したときは16.97ユーロ、1.26kg分の商品を注文したときは20.48ユーロでした。

図10 配送情報入力画面
図10 配送情報入力画面

決済は、クレジットカードとPayPalが選択できます。筆者はクレジットカードで決済しました。

注文を確定させると、クレジットカードでの決済を選択した場合はThe Royal Bank of Scotlandが運営するRBS WorldPayのページに飛ばされます。ここで使用するクレジットカードの種類を選択します。続いてクレジットカード番号や有効期限などを入力します図11⁠。次に、カード会社のページ(筆者の場合はUFJカード)でユーザIDとパスワードを入力すると決済完了です。

図11 クレジットカード情報入力画面
図11 クレジットカード情報入力画面

筆者の場合、9月1日の1:20に注文を完了し、同日21:02に発送、9月5日に国内到着、税関検査を経て9月7日に手元に届きました。

発送時には荷物番号が通知されるので、イギリス国内に荷物がある期間はRoyal Mailのページ国内にある期間は日本郵便のページで追跡できます。

このようにクレジットカードさえあれば日本からの注文でも1週間ほどで商品が手元に届きます。みなさんもUbuntuグッズを身につけて街に飛び出してみてはいかがでしょう。

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