先日Ubuntu 12.10がリリースされたことは読者の方もご存知かと思います。そこで今回は、リリース後最初のRecipeにふさわしいネタということで、12.10の目玉機能の1つであるUbuntu Web Apps (以下Web Apps)を紹介します[1]。
Ubuntu Web Apps
Web Appsは、Webサービス(Webサイト)をひとつのアプリケーションのように扱い、Ubuntu(厳密にはUnity)と統合するためのしくみです。12.10のUnity LauncherにはamazonとUbuntu One Music Store(以下U1MS)のアイコンが追加されていますが、これもWeb Appsのしくみを使用しています。アイコンをクリックするとFirefoxが起動し、それぞれのWebページが表示されます。ただしamazonはamazon.comであってamazon.co.jpではないので、あまり買い物をする機会はないでしょう。U1MSはLaunchpadのアカウントでログインする必要がある上、日本からはメジャーレーベルのカタログは購入できないため、(筆者のような)オールディーズファンなど、ごく限られた人しか利用しないと思います。
さてamazon.co.jpに行くと、[Would you like to install Amazon (www.amazon.co.jp), for extra features and quicker access?]というダイアログが表示されます。ここで[Yes]をクリックすると、Web Appsの登録が完了します。
ここでは試しに、効果がわかりやすいGoogle+を追加してみることにしてみましょう。“unity-webapps-googleplus”パッケージをインストール後、Firefoxを起動してGoogle+を開きます。すると[Would you like to install Google+ (plus.google.com), for extra features and quicker access?]というダイアログが表示されるので、[Yes]をクリックしてください。Launcherに[g+]のロゴが表示され、インジケーターに未読数が表示されるようになります。
また、新しい書き込みがあった場合はNotifyOSDで通知されます。Google+では非対応ですが、GMailなどではLauncherのアイコンを右クリックすると[Compose New Message]が表示され、これをクリックするとメール作成画面になります。