Dash to Dockは筆者お気に入りの拡張機能であり、Ubuntu Magazine Japan vol.10でも取り上げました。しかし、何度でも取り上げたいほど素晴らしい拡張機能なのです。
Dash to Dockはその名のとおりDashをDockにするものです。Dashは、UnityのDashとは異なり左側に表示されるランチャーのことです。しかし、アクティビティ画面[6]でないと表示されず、マウスで操作する場合はウィンドウの切り替えだけでもアクティビティ画面に移行する必要がありました。拡張機能としては前々からDockもありますが、右側に出てくるためワークスペースの切り替えをするときに邪魔になることもありましたし、そもそも似たような機能を持ったものが左右に出てくるのは鬱陶しかったのです。しかし、この拡張機能でそれらの問題が一気に解決します。普段は隠れていますが、アクティビティ画面でなくてもカーソルを左側に持っていくと表示されますし、細かなカスタマイズもできます。しかし、GNOME 3.6では、[アプリケーションの表示]ボタンがDashに追加され、これをDash to Dockに追加するのに少々時間がかかりました。しかし、ようやく追加されて新バージョンがリリースされました。
Dash to Dockのインストール後、[Installed Extensions]を表示すると、青い道具アイコンが表示されているはずです。これをクリックして設定画面を表示し、必要であれば設定を変更してください。通常は変更の必要はないでしょう。
Todo Listは、その名のとおりTodoをリスト表示するためのものです。非常にシンプルで全く管理しないところがいいです。Todoに入れたいことは下の欄に入力し、登録すると個数がインジケーターに表示されます。終わったらこの項目をクリックし、消します。たったこれだけです。長期的なTodoの管理には向きませんが、1週間以内ぐらいのToDoであれば、これで管理してみるといいのではないでしょうか。