図7は除外するファイルやフォルダで、[Exclude hidden user files and directories from restore points]にチェックが入っています。非常にわかりにくいのですが、これはExclude(除外)からExcludeするという意味で、すなわち左側のリストに入っているファイルやフォルダはスナップショットに含まれています。
ライブイメージの作成は、まず[Function menu]の[Live system create]をクリックします。するとライブイメージ作成画面(図9)に遷移するので、[Working directory]を指定します。どこでもいいのですが、スナップショットを作成するフォルダと同じにしておくのがいいでしょう。[Name of the Live system(参考訳:ライブシステムの名称)]の変更と[Include the user data files(参考訳:ユーザーデータファイルを含める)]にチェックを入れるかどうかは任意で決定してください。設定が終わったら、[Create new]をクリックして、しばらく待ちます。終了後にダイアログが表示されます(図10)。このダイアログに表示される参考訳は、「ライブシステムの作成が完了しました。作成した.sbliveファイルはペンドライブ(USBメモリのこと)に書き込むことができます」です。これを読んでもわかるとおり、まだISOイメージにはなっていません。ISOイメージにするためには、[OK]をクリックしてライブイメージ作成画面に戻り(図11)、[Created Live images]に追加されているのを確認してから[Live operations]の[Convert to ISO]をクリックします。作業が完了すると、Working directory(作業ディレクトリ)にISOイメージができています。
ISOイメージも同時に作成したい場合は[Function menu]の[Settings]を開き、[Create Live ISO images automatically (faster than the convertion)]にチェックを入れます(図12)。参考訳は「自動的にライブISOイメージを作成する(変換するより高速)」です。その一つ上の[Use XZ compressor for squashfs filesystems]にもチェックを入れておくといいでしょう。参考訳は「squashfsファイルシステムにXZ圧縮を使用する」です。
作成したISOイメージから起動すると、4つの選択肢が表示されます(図13)。そのうち使用するのは一番上と二番目でしょう。注意点としては、Ubuntuだと[Boot Live system]から起動してもインストールができますが、Systembackで作成したイメージでは[Boot system installer]から起動しない限りインストールできません。