まず「Virtual machine Name and Operating System」(仮想マシンの名前とOS)が表示されます(図3)。「名前」「ISO Image」「Edition」を指定します。「Skip Unattended installation」(自動インストールをスキップ)にチェックを入れると、自動インストールを行いません。よってここではチェックを入れず「次へ」をクリックします。
続けて「Unattended Guest OS Install Setup」(ゲストOSの自動インストールのセットアップ)が表示されます(図4)。「Username」(ユーザー名)、「Password」(パスワード)、「Repeat Password」(パスワードの再入力)を入力してください。また「Hostname」(ホスト名)が無効になっている場合は、有効なものに書き換えてください。「Domain Name」(ドメイン名)は、ローカルインストールではあまり重要ではないのでデフォルトのままでもいいでしょう。
「Virtual Hard disk」(仮想ハードディスク)はストレージの設定をします(図6)。今回は新規に仮想ハードディスクを作成します。Windowsをインストールして使用するのであれば、デフォルトの80GBは少し少ないので「100GB」としていますが、可能であればもっと多いほうがいいでしょう。
「Pre-allocate Full Size」(全サイズの事前割当て)にチェックを入れると指定したサイズ(今回の例だと100GB)の仮想ハードディスクを作成してしまいます。チェックを入れなければ必要な分だけ仮想ハードディスクのサイズが大きくなっていくため、ある程度は大きめに設定しておいたほうが安心です。
これで放っておけばインストールが完了するといいのですが、残念ながらそうはなりません。「Press any key to boot from CD or DVD.」が表示されている間に何らかのキーを押す必要があります(図8)。これを行わないとインストールに失敗します(図9)。その場合は再起動すればまたやり直せます。
Changelogを読むと「Guest Control: Implemented initial support for automatic updating of Guest Additions for Linux guests」という一文があります。これの詳細はよくわかりませんでした。どうもWindowsでは同様の機能がすでに実装されているようですが、有効にする方法のドキュメントは見つかりませんでした。もちろん読み落としている可能性は充分にあります。