Nothing TechnologyのPhone (1)が限定発売になりました。国内販売は8月に予定されており、SIMフリーモデルで、メモリ8Gバイト、ストレージ256Gバイトのモデルが6万9,800円になる見込みです。
前回ご紹介しましたが販売方法がユニークで、100名の先行販売で提供されました。筆者は、その枠に入れたので週末は端末を堪能しています。
Nothing Technologyとは
Nothing Technologyは、OnePlusの共同創業者
2021年2月、Essentialの知財を買収したことが判明したときは、製品がなかったこともあり謎の企業として話題になりましたが、同年の7月に最初の製品となる完全ワイヤレスイヤフォン
Phone (1)は、先行販売の方法がユニークでした。
これは、カール・
独自のNothing端末のづくり
端末の販売方法だけでなく、Nothingの端末づくりにもユニークなこだわりを感じます。
まず、Phone (1)の実物を手にしてみると、高い質感や精巧な作りがされていることが肌身に感じられます。これは写真などでは、わかりづらいかもしれません。Phone (1)は、スケルトンやGlyph Interfaceなど遊びの部分が注目されていますが、これ以外の端末の作りは手堅く、今のスマホに求められる使い勝手はクリアしています。
見た目は、2012年発売のiPhone 5を現代風に解釈をしたようにも見えます。その端末デザインは、スウェーデンのストックホルムを拠点としている
ソフトウェアも見ていきます。
Phone (1)に搭載されているOSは、Android 12をカスタマイズした
外見は、カスタマイズされた部分を探すのが難しいほど、素のAndroidと同じです。待ち受け画面の時刻や充電時の電池残量の表示に、Nothingのサイトでも使われているドットフォントが使われ、ここにらしさを感じることもできますがほんのわずかです。
今のままでは外見と中身のテイストが異なるので、UIもAndroidをベースに独自の解釈を入れる考えも持っているかもしれません。
端末をどうみるか
Phone (1)をスペック表ごしに見ると、平凡なミドレンジのスマホです。
スマホは、多くの人にとって生活必需品となりましたが、日進月歩で進化するコンピュータの側面もあります。これに求めるのは高い性能で、他は重要視しないという層にとって、Phone (1)は取るに足らないスマホです。
筆者もPhone (1)のスペックを知った時は、平凡なスペックのスマホをいまさら出す価値が本当にあるのか?
Nothingは、テクノロジーを生活に取り入れて適切な距離感で付き合っている層に向けて、Phone (1)が持つ遊びの部分を理屈抜きに
今週は、このあたりで、また来週。