イラストレーターイシクラの「ITパスポート合格への道のり」

第2回イシクラ2進数について知る2進数とコンピュータの関係〜

本連載は、イラストレーターイシクラがITパスポートの取得を目指して、独学で勉強する様子を日記風に紹介するものです。
第2回目は、2進数とデジタルデータについてイシクラなりに説明します。

漫画

さっそく勉強開始

ということで、さっそく「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート」を使いながら勉強しています。

「イラストIT塾」とある通り、イラストがふんだんに使われています。本を開いたとき、真っ先に目に入るのがイラストなので「文字だらけで読む気が起きない……」なんてことにはなりません。むしろ、本文に描かれているキャラクター同士の掛け合いが面白いので、どんどん読み進めたくなります。

解説している文章もやさしい砕けた表現で書かれていて、難しい表現が全くないので、すらすら読めちゃいます。

私は文章が堅苦しいと、どうにも理解するまでに時間がかかるから、だんだん本を開く気が起きなくなるんですよね。

今まで試験勉強などで使っていた参考書と違って、イラストが多くて読み進めやすい上に、文章がやさしいので、本を開いて勉強しよう!と思うまでのハードルが低くなってとても良いです。勉強しなきゃいけない、という義務感を感じずに学べているんじゃないかと思います。

「キタミ式イラストIT塾」の紙面はこんな感じ。動きのあるイラストが多く使われているためイメージしやすい。
図

コンピュータは01の世界

きたみさんの本を読んでわかったことは、コンピュータは01を組み合わせて様々なことを表現している、ということです。

……一体どのようにして、そんなことをしているのでしょうか? 理解したことを、私なりの言葉で少し説明してみようと思います。

私たち人間で考えてみましょう。私たちはいま別れ道に立っていて、どこへ進もうか迷っているとします。そして、目の前には01のどちらかのみ表示される液晶」が1枚あるとします。1枚の液晶に1桁の数字が表示されるわけです。

このとき液晶に、0が表示されたら左へ進む⁠⁠、1が表示されたら右へ進む」というルールを決めたとします。すると、0という数字を見るだけで、言葉を交わさなくても左へ進むことが伝わりますね。

次に、液晶の数を2枚に増やしてみましょう。1枚の液晶に表示できる桁数は1桁。そんな液晶が2枚並んでいるということは、表示できる桁数は2桁となります。すると、01を使って表現できる2桁の数は00011011の4つになります。

このとき、00が表示されたら左へ」01が表示されたら右へ」10が表示されたら前へ」11が表示されたら後ろへ」というルールを決めたとします。

これで先ほどと同様、言葉を交わさなくても01の数字の組み合わせを見るだけで、どの方向へ進むか伝わります。さらに液晶の枚数を増やせばその分桁数も増えるので、進む方向を細かく決めることができますよね。

原理としてはコンピュータもこれと同じなのです。例えば、⁠あ」という文字がありますね。これをコンピュータは「あ」という文字として認識しているのではなく、001001といった感じに01の組み合わせで認識しています。この01の組み合わせは、適当ですが。

こんな風にして、コンピュータは文字や画像など、いわゆるデジタルデータを表現しているわけです。

……なんだかそうやって聞くと、案外単純な仕組みで動いているんだなあ、という気持ちと、01の組み合わせだけで、よくこんな複雑なことができるなあ、という気持ちがわいてきます。そして、コンピュータは01の組み合わせを使って様々なことを表現するから、2進数を使うんだ!とやっと腑に落ちました。

情報系の話をするときって、なぜ2進数の話が出てくるんだろうって不思議だったんですよ。ほかにも、デジタルデータってどんな仕組みで表現されているんだろう?とか。

それが本を読んで学ぶと、こんなにも理解できるようになるのかと、楽しくなっています。この先もどんどん知らないことを身に着けていくんだと考えると、ワクワクしてきます!

しかしよくよく考えると……

初日から楽しい!という気持ちで勉強に取り組めています。が、よくよく考えてみると、私はきたみさんのアシスタント。そして、勉強に使っている参考書の著者はきたみさん。

果たして、きたみさんのアシスタントがキタミ式で勉強して、⁠不合格でした!」なんて事態、許されるのでしょうか…… 言わずもがな。そんなことになれば、アシスタント人生終了の鐘が聞こえてきそうです。

そんなことにはならないよう、緊張感も持ちつつも、楽しみながら勉強を進めていきたいと思います。

今日学んだこと

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