クルマ向けのAndroidといえば、
昭和生まれのクルマ好きからすれば、クルマでスマホと同じ体験ができることがウリになる時代が来るとは、正直想像できませんでした。しかし、スマホが生活に大きな影響を与えていると理解すれば、これは当然の流れといえます。
VOLVOが押す、Android Automotive OSは、新車を購入するタイミングでないと体験はできませんが、Android Autoの方は少し状況が異なります。
これは、対応の車載器とスマホとの組み合わせで使う方法以外にも、ここ数年でさまざまな選択肢が出てきており、いくつかユニークな製品が登場しているのでご紹介します。
Coral Vision Wireless Lite A
Coral Vision Wireless Lite Aは、DIYで取り付けできる7インチのディスプレイ搭載の車載器です。価格は、Amazonで¥35,800です。
Coral Vision Wireless Lite A - CarPlay Dashboard Console (Slim Light V
これは、Android AutoだけではなくCarplayとミラーリングにも対応し、バックカメラも付属しています。スマホとの接続は、ケーブルとワイヤレスに対応します。
これは2DINコンソールに取り付けるのではなく、シガーポートなどから電源を供給して、ダッシュボードかフロントガラスに吸盤付きのブランケットで固定します。付属するリアカメラを考慮しなければ、簡単に取り付けができます。年式の古いクルマで、最新のディスプレイオーディオ環境を構築するには最適な製品です。
7インチ ディスプレイで、ワイヤレス接続でAndroid Autoが使え、取り付けが簡単なのがウリです。しかし、市場には6.
プラス0.
R9 Mirror Dashcam
同じCoral Visionの製品で
R9 Mirror Dashcam - Dual-lens 4K Dashcam wireless CarPlay – Coral Vision
これは、既存のルームミラーの上から被せるように取り付けます。
ルームミラーごと交換するデジタルミラーと比較すると、取り付けたときの見た目のスッキリ感は劣りますが、自分でも簡単に取り付けられるのはメリットです。
ドライブレコーダを内蔵している以外は、できることはWireless Lite Aと大差がないので、デジタルミラーのディスプレイでAndroid Autoが使えるところに価値を見出せればおもしろそうな製品です。
R9 Mirror Dashcamには、1つ気になるところがあります。
ドライブレコーダ用に使われる前方カメラは、ミラーの裏側に取り付けられているのですが、これが前から見ると左側にあることです。これだと、右ハンドルの日本では、運転手の目線とは違う範囲を撮影している可能性があります。
おそらく、左ハンドル、右側通行の国の方が160と圧倒的に多いので
Androidがそのまま動く製品もある
Coral Visionの製品ばかりを取り上げましたが、ottocastには、インフォテイメントシステムをAndroidに置き換える
OTTOCAST U2-PLUS|OTTOCAST日本公式 – OTTOCAST JAPAN Store
この分野は始まったばかりで、多くのメーカが試行錯誤しており、数年後には、まったく状況が変わっている可能性があるので注視したいです。
今週は、このあたりで、また来週。