本連載は、イラストレータイシクラがITパスポートの取得を目指して、独学で勉強する様子を紹介するものです。第3回目はコンピュータの機器、特にメモリの種類についてイシクラなりに説明します。
コンピュータは周辺機器がないと動けない!?
突然ですが、私は割と最近までディスプレイのことを、コンピュータそのものだと思っていました。だって、コンピュータ上でなにをするにしても、ディスプレイって必要不可欠なんですもん。動画見たり、コンピュータ上でイラスト描いたり。
ディスプレイがないとなにもできないから、
というのも、実はコンピュータは、単体では動かすことができません。そのため、様々な周辺機器が必要となります。例えば、マウスがなければ画面上を思うように操作するのは難しいですし、そもそもディスプレイがなければ操作すらできないですよね?
このように周辺機器があるおかげで、コンピュータを動かすことができているわけです。
先ほど例に出したマウスは
「入力装置」
その装置と代表的な機器には次のようなものがあります。
「記憶装置」
本を読み進めながら、CPUとかメモリとか、今までなんとなく聞いたことある言葉が出てきたので若干テンションがあがりました。
今回はこの中でも特にメモリの話が面白かったので、メモリについて書いていこうと思います。
メモリと一言にいっても様々
まずはメモリの役割から説明します。その役割はずばり、
そして、メモリにはRAMとROMの2種類が存在します。この2つの一番大きな違いはというと、RAMは電源を消すと記憶していたことが消えてしまうこと。一方、ROMは電源を消しても記憶していたことが消えることはありません。
さらに、RAMもROMもそれぞれいくつか種類があります。RAMにはDRAMとSRAMという2種類。ROMには大まかに、マスクROMとPROMにわかれます。……だんだん複雑になってきましたが、がんばって説明していこうと思います。
最初はDRAMの説明から。DRAMは、主記憶装置として使われている機器になります。
このDRAMの容量が多いほど、コンピュータ上でいろんなアプリを問題なく動かせます。コンピュータ上で音楽を流しながら、その上ネットで検索をしながら、動画編集作業をしたい!
そしてよく耳にするメモリとは、このDRAMのことを指す場合がほとんどのようです。知らなかった!
また、DRAMには、記憶内容を覚えておくために定期的に内容を再書き込みしてあげる必要があるようで、この動作をリフレッシュ動作といいます。次に説明するSRAMには必要ない動作なので、対比させて覚えてしまいましょう。
次はそのSRAMの説明です。SRAMの特徴は、リフレッシュ動作が必要ないことと、読み書きがとっても速いこと。速いかわりに高額なため、小容量のキャッシュメモリとして使用されます。
キャッシュメモリというのは、よく使うデータを記憶しておくメモリのこと。読み書きの速いSRAMによく使うデータを記憶しておくことで、再度そのデータが必要になった時にすぐ取り出せる、というわけですね。なんとも効率的です。
こうやって見ると、DRAMとSRAM、どっちがどっちかごちゃごちゃになってきませんか?
さて、次はマスクROMについて。ROMは電源を消しても、記憶していたことは消えないんでしたね。また、マスクROMは、ユーザの手でデータの書き換えを行うことができません。
では、一体どんな時に使うのかというと、家電など
最後はPROMについてです。ROMというのは本来、ユーザの手でデータを書き換えることはできないのですが、PROMはデータを書き換えることが可能なメモリです。
PROMで有名な機器といえば、SDカードが挙げられます。詳しく言うと、PROMにはいくつか種類があります。その中の
なんというか、記憶装置は主記憶装置と補助記憶装置に分かれて、さらに主記憶装置はRAMとROMに分かれて、またさらにRAMはDRAMとSRAMに分かれて……と、なんだかややこしいですが、それ以上に
まさかとは思ったけど、そのまさか
メモリって言葉を見た時に、
そして、これは勉強を始めてからずっと思っていることなのですが、今までなんとなく聞いたことある言葉の意味をしっかり知ることは楽しいです。今回の話で言えば、CPUとかメモリとか。
「パソコンほしいな~」
次もしパソコンを買う機会ができたら、この知識を活かして自作してみるのも良いかもなあ、なんて思った今日この頃です。