今回は、日進月歩で進むサーバの高集積化と熱問題の今を取り上げます。IT業界で流れる噂話として、2022年にAMD社のCPUは1つのソケットあたり64コアを超えるであろうというものがあります。CPUの製造プロセスも10nmから5nmへ進むとはいえ、そのうえ消費電力も増加するようです。私たちが普段使っているクラウドの裏側にあるデータセンターではサーバが多数動作しており、日々その環境を維持するために、さまざまな設備で管理しています。その1つがサーバを安定して動作させるために必要な空調機設備です。これのおかげで24時間365日無停止で稼働できます。サーバは CPU やGPU、SSDやDIMM
少し視点を変えてサーバが動作する環境を考えると、データセンターという単位がクラウドを維持するための構成要素として見えてきます。データセンターはクラウド環境を無停止で運用するために、電力・
今でこそ、クラウド内のインスタンスを使い捨てするような時代になってしまいましたが、クラウドの中のサーバはデータセンターの機能により手厚く守られています。サーバもCPUの高集積化に伴い、搭載電源の大容量化が進んでいます
クラウドを支えるデータセンターでは、日々増加傾向のサーバの熱密度との闘いが続いています。今後のクラウドとデータセンターの動向は、ITエンジニアとして押さえていかねばなりません。