10月6日
Made by Google launch event announcement
ケースデザインとカラーバリエーション
ケースデザインに大きな変化はありませんが、アルミニウムケースが採用されました。野暮ったいと感じたカメラバーは、アルミの素材が感じられ洗練された印象を受けるのと、金属の質感が強調されたことで端末の特徴として、より際立つようになりました。
カラーバリエーションは、Pixel 7がObsidian、Lemon Grass、Snowで、Pixel 7 ProがObsidian、Hazel、Snowで共に3種類です。この中で、Pixel 7 Proに採用されているHazelは、明るいモスグリーンのような色にカメラバーが明るいゴールドです。これまでのスマホでは見られない色の組み合わせなので、購入するのであればこれが良さそうです。
SoCは2世代目の「Google Tensor G2」
Pixel 7には、Googleが独自開発したSoC
9ToGoogleは、Tensor G2に関わる内容として、Kuba Wojciechowski氏によるツイートを記事にして公開しています。
Pixel 7 Pro benchmark points to CPU and GPU specs of Tensor G2
記事では、ツイートされたGeekbenchの結果は改ざんができるので、鵜呑みにするべきではないとしていますが、Tensor G2は、Cortex-X1×2、Cortex-A76×2、Cortex-A55×4のコアの組み合わせでTensorと同様であるとし、4nmの製造プロセスで、発熱と消費電力の低下に期待ができそうだとしています。
また、動作クロックがわずかに高速化されているので、Tensorより10%ほどマルチコアのパフォーマンスが向上するとしています。
他、GPUがMali-G78からMali-G710にアップデートされて、パフォーマンスと電力効率が20%向上、機械学習の処理は35%向上するとしています。
2世代目となるTensorは、GPU以外大きな変化はありませんが発熱と消費電力が下がるだけでも十分メリットがあります。1年たらずでは、順当なアップデートとも言えるかもしれません。
カメラのハードはアップデートなし
搭載カメラのハードウェアはアップデートされないようです。
Pixelシリーズは、コンピュテーショナルフォトがウリなので、ハードウェア仕様の安定は、その進化には良い方向に動く可能性があります。たとえば、Pixel 6シリーズでは写真と比較して、動画に対してはコンピューター処理が積極的に行われていないと感じるるので、Pixel 7シリーズに搭載されるカメラアプリでは、こうした部分が強化されている可能性もあります。
大容量ストレージを熱望
Pixel 7シリーズの最大ストレージ容量は256Gバイトです。これは、Pixel 6シリーズと同様です。Pixel 7は、写真や動画撮影をウリにしているところもあるので、512GBや1TBの大容量のモデルがあっても良いはずです。
筆者は、Pixel 6 Proの128GBのモデルを愛用しています
価格はどうだろうか?
ガジェットの価格は、為替の影響を受けて値上がりするのが常となっています。
ただ、直近で発売になったPixel 6aの価格は、米国で499ドル、日本では53,900円の設定で為替の影響が最小限に留められ、Pixel 5aと比較しても2,200円の値上げにとどまっています。
Pixel 7シリーズも同様の措置が取られると考えることもできます。
リークされた情報では、128GバイトモデルでPixel 7が599USドル、Pixel 7 Proが899USドルで、Pixel 6シリーズの価格と変わりがないので、ハイエンド端末としては競争力のある価格になりそうです。
この原稿が公開されるころには発表まであと1週間ほどです。楽しみに待ちましょう。
今週は、このあたりで、また来週。