本連載は、イラストレーターイシクラがITパスポートの取得を目指して、独学で勉強する様子を紹介するものです。第5回目はITパスポートの出題される分野について説明します。
ITパスポートは3つの分野から出題される
今更なのですが、ITパスポートって3つの分野から出題されるということを知りました。分野についてはあまり意識せず勉強をしていたのですが、合格するためにはそれぞれの分野で1000点満点中300点以上を取らなければならず、
3つの分野とはどんな内容なのか、参考書から引用すると、
そして、私がこれまでの連載で書いてきた
この
ITパスポートって、ITに関する基礎的な知識が問われるものですよね。私の中のITって、まさにテクノロジ系のイメージでした。
今回は
マネジメント系はシステムの話
最初は
どんな流れでシステム開発を行うのか、どんな手法を使って開発するのか、スケジュール管理はどのようにするのか、障害が発生したときどうしたらシステムを止めずにいられるのか、といった内容です。
例えば、
この分野は、特に英語の略語が多かったような印象です。こういった略語って、どれも似たような雰囲気を感じるんですよね。RFIとか、SLAとか。そんな単語がたくさん出てくるので、丸暗記しようとするとちょっと苦労するかもしれません。
ただ略語で覚えるのではなく、その頭文字がなにを表しているのかを覚えるようにすれば、
ストラテジ系は法律とお金の話
次は
例えば、企業に関する法律では、労働基準法や、個人情報保護法、製造物責任法などが出てきます。これらの言葉を一度は聞いたことがあるという方も多いと思います。
経営戦略では、アイディアを出し合うブレーンストーミングや、品質を管理するために使われるQC七つ道具といった単語が出てきます。なんかビジネスマンっぽい!
また、お金に関する話も出てきます。赤字と黒字の分岐点を求める方法だったり、企業の財政状況が一目でわかる賃借対照表だったり。会社の偉い人になったような気で読むと、会社を経営しているような気持ちになって面白かったです。
個人差はもちろんありますが、この
IT色が強い専門用語がバンバン出てくるような
それに比べると、
必要なのはITの知識だけじゃないみたい
一通り参考書を読み終えて思ったことは、ITパスポートに合格するためには幅広い知識が必要なんだなあ、ということです。ITの知識だけじゃなく、法律の話やお金の話を知っておくことで、企業で働くうえで必要な知識も身に着けられるんではないかと思います。
……まあ、私は企業で働いたことがないのであくまで憶測ですが。ITパスポートを取ることができれば、働いているときにスムーズに業務をこなせることが多そうだな、と思いました。
参考書も一周できたところなので、次回は過去問題を解いてみようと思います。自信満々な状態ではないんですけど、せめてギリギリでも合格点を取れたら、本番は安心して臨めそうです。……どうなるかなあ。