イラストレーターイシクラの「ITパスポート合格への道のり」

第6回イシクラ過去問題を解いてみる ~解いてみてわかったこと

本連載は、イラストレーターイシクラがITパスポートの取得を目指して、独学で勉強する様子を紹介するものです。第6回目は過去問題を演習し、感じたことなどを書いています。

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過去問題に挑戦!

前回の記事で書いた通り、今回はITパスポートの過去問題を実際に解いてみました。正直、合格点へ届くかどうか自信がない状態だったのですが、現段階の実力を知りたいこともあり、過去問題を解いてみよう!と思い至ったわけです。解いた年度は、最新版の令和4年度に行われたもので、制限時間も本番と同じ120分で挑戦してみました。

結果発表!の前に、初めて過去問題を解いてみた感想を少しだけ書こうと思います。

まず前提として、問題数は100問。この100問を制限時間120分で解きます。1問当たり1分以上の時間をかけられるわけですね。そう考えると割と余裕がありそうです。また、分野についてですが、テクノロジ系が約45問、ストラテジ系が約35問、マネジメント系が約20問という比率になっています。各分野で、最低3割は取らなければならないことを考えると、こちらはなかなか余裕がなさそうです。

解く前は、⁠1問目からわからなかったらどうしよう……」とハラハラしてました。理解したつもりで、実はなんにも知識が定着していないんじゃないかと、不安だったんですよね。

また、各分野最低3割は点数をとれていないと合格できないということも、⁠苦手だからといって、他の分野の点数で穴埋めはできないんだ」と地味にプレッシャーでした。

そして、問題には「問1から問35まではストラテジ系の問題です」といった記述があるため、今解いている問題がどの分野なのかわかるようになっていることを初めて知りました。なので、問題を解きながら「ああ、自分はこの分野が苦手なのかもしれないな」と把握できるようになっています。きっと実際に試験を受けようとする人のほとんどは過去問題を解くでしょうから、自分の得意不得意分野が把握でき、対策をたてて勉強できるのは、とてもいいなと思いました。

解いてみた感想ですが、結構苦戦したなあという印象です。とはいっても完全にお手上げ状態ではなく、いくつか全くわからないものがありつつも、全体で見ればまあ、それなりに解けてはいるのかな? といった感じです。しかし、⁠これは合格点余裕でしょ!」といった手応えではなかったので、採点するのが結構怖かったです。

制限時間については、試験終了の約20分前に全ての回答を終えることができました。余裕綽々とまではいきませんでしたが、残りの20分を見直しに使えると思えばまずまずのペースなのかな、と思います。

いざ、採点!

ITパスポートでは3つの分野から出題され、各分野それぞれで3割取ることができ、かつ、全体で6割とることができていれば合格となります。バツが続けば「うっ……」と心にダメージを負ったり、マルが続けば「自分案外できてるじゃーん!」とニコニコになったり、感情が忙しない採点時間でした。

そして結果はというと…… ストラテジ系では35問中24問正解、マネジメント系では19問中11問正解、テクノロジ系では46問中35問正解で、各分野3割以上の正答率、全体で見ると100問中70問正解となり、無事合格点へ達していました!よかったー!!

こうしてみると、どの分野もどっこいどっこいな感じですね。同じくらいの正答率です。が、解いていてこの分野はあんま自信ないかも…… と感じた分野があります。

それは、⁠マネジメント系」です。この分野は、英語の略語が沢山出てくるイメージがあって、⁠どれがとれだっけな?」となりそうな気はしていましたが、その予感が的中してしまったわけです。なので、この問題は絶対正解だ!と思えるものが少なかったんですよね…… また、他2つの分野に比べると問題数が少ないので、⁠ミスが多いと3割もいかないかもしれない!」というプレッシャーもあったと思います。また、キタミ式には書かれていない用語なんかも意外と問われた印象です。

が、どの分野も同じくらいの正答率だったということは、自信はなくても正解を導けたということでしょう。ITパスポートでは、4つの選択肢から正解だと思うものを選ぶ方式でテストが行われます。なので、知らない用語を問われても、ほかの選択肢がなんのことをあらわしているのかを理解できていれば、消去法で正解することができるわけです。

その「なんのこと」というのを、キタミ式で理解していたから正解を導けたのかな、と思います。

また、問題を解いていると、頭の中にキタミ式に載っていたイラストが浮かんできて、自ずと答えがわかるものもちらほらありました。目に見えない部分もイラストで説明されているから、しっかりと理解しながら覚えることができます。キャラクター同士の掛け合いなんかも思い出されるから、思わずくすっと笑えていい感じに緊張がほぐれました。仕組みを理解していることは単なる暗記とは違うから、根拠を持って選択肢を選べるので心強いですね。

日頃からITに関心を向けよう

問題を解いていて「こんなことも聞かれるの!?」と驚いたことがあります。というのも、最近聞くようになった用語も問われたりするんですよね。マイナンバーとか、BYODとか。テレワークに関する問題も出題されていました。

ほかの年度の問題をちらっと見てみたのですが、ビッグデータとか暗号資産とかを問われているものがありました。IoTとかウェアラブルデバイスなんかも。これらの用語ってほんの数年前から聞き始めたような気がしています。なので、そんな最近の用語が試験で出題されることに驚きました。

こういった単語って、ITに関心がある人は当たり前に知っているようなことの気がするんですよね。あとはニュースをよく見る人も知っていたりするのかな。好きこそものの上手なれではないですけど、ITとつくだけあって、ITが好きな人が受けると有利なんじゃないかなとぼんやり思いました。

ITに興味を持つことは今からでも遅くないので、ニュースを流し見ではなくちゃんと見たり、ネットで自分から情報収集しにいったりしてみようかな、と思います。

今日学んだこと

まとめ

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