普段、私たちはさまざまな電波を使って情報のやりとりをしています。地上波のデジタル放送を例として挙げると、470MHzから710MHzの周波数の電波を使用して映像伝送をしています。電波の周波数を気にしながら使っている方は世の中にほとんど存在していないとは思いますが、電波の世界も1つの工夫で見える化ができます。図1は、RTL-SDRというUSB接続のデバイス
移動体通信では、5Gへの移行などを含めた高度化により、700MHzから29GHzまでの広範囲な電波が利用されています。一般論として700MHzなどの周波数帯は広範囲によく届き、Sub6と呼ばれる6GHz未満の周波数帯は局所的な通信に用いられると言われています。筆者は日常的な移動中に周波数帯を計測していますが、その結果によれば移動体通信に割り当てられている電波は、その周波数帯の特徴に合わせて適切に使い分けられていることがわかります
国土交通省離島振興対策分科会の資料によれば、日本の有人島は416あり、無人島は6,432あると言われています。過去の総務省の資料を紐解くと、携帯電話の人口カバー率はすでに99.
20世紀はインターネットや移動体通信網の通信障害が大きな社会問題となるほどの普及率ではありませんでしたが、すでに空気と同じように存在しているスマホ環境については、安定性についての社会的要請も、やや強めになったと筆者も感じています