Windows 11初となる大型アップデート――Windows 11 2022 Updateリリース

Microsoftは2022年9月21日、同社のOSの最新版Windows 11初となる大型アップデート「Windows 11 2022 Update」をリリースした。

使いやすさ、安全、生産性、創造、ビジネス:さまざまなシーンでのアップデート

今回のアップデートに向けて、同社が発信したメッセージは次の4つ。

  • 誰にとっても使いやすく、安全なPCを実現する
  • 人々をより生産的にする
  • Windowsを、互いにつながり、創造し、遊ぶために最適な場所にする
  • ワークプレイスに強化されたセキュリティ、マネジメント、柔軟性を提供する

コンピュータ社会の今、Windowsのユーザビリティとセキュリティの確保は非常に重要となる一方で、1秒あたり921件のパスワード攻撃が発生していることからもわかるように、その対策はさまざまな形で求められる。

今回のアップデートは、その対策を実現することを目的として、行われている。

より強化されたアクセシビリティで誰もが使いやすいPC環境を実現

たとえば、アクセシビリティ機能の向上もその1つで、Windows 11のあらゆる形式の音声コンテンツから自動キャプションを生成したり、システム標準のライブキャプション、音声でPC操作・テキスト作成が行える音声アクセス(プレビュー)などが、追加実装されている。

図1 Windows 11 のシステム標準ライブキャプション
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スナップ レイアウトの強化による生産性の向上

この他、生産性向上の観点では、スナップ レイアウトの強化に注目したい。

Windows 11のスナップ レイアウトは、マルチタスク作業に向けた画期的な機能で、複数のアプリケーションやドキュメントを同時に目の前に置く必要がある場合の表示の最適化に役立つもの。今回のアップデートでは、タッチナビゲーションを改善し、Microsoft Edgeで複数のブラウザタブをスナップできるようにするなど、スナップ レイアウトをより多くの用途に活用できるようになった。

図2 スナップレイアウトの強化
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Windows Studio EffectsやClipchamp

この他、Windows同士のコネクション強化として、ビデオ通話やオーディオ通話を向上するWindows Studio Effects、クリエイティブ生成をサポートするための、インボックスアプリとしてのClipchampの追加なども行われている。

図3 Windows 11 の Windows Studio Effects
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図4 Windows 11 の Clipchamp
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その他の詳細については、同社ブログを参照のこと。

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