待ちに待ったGoogle純正のスマートウォッチ
好きなところ①:最高のFitbitであること
前回も触れましたが、筆者にとってPixel Watchは、最高のFitbitであることが気に入っています。
搭載センサーはFitbit Sense 2に劣るので、健康管理に使うデバイスとしては、これを選ぶのが最良の選択ですが、サクサク動作するところやLTEモデルであれば単位運用できる点など、スマートウォッチとしての完成度はPixel Watchがうえで、こんなFitbit Senseが欲しかったといった感じです。
また、長年、Fitbitで健康管理する筆者にとっては、Pixel Watchで計測した健康データがFitbitアプリで管理できるところもお気に入りです。Pixel Watchを使い続ける理由の8割は、コレと言っても大袈裟ではありません。これで、Fitbit Sense 2と同じレベルのセンサーを搭載していれば、文句なしと言ったところですが、これは次のモデルに期待することにします。
好きなところ②:着け心地が良いこと
着け心地がすこぶる良いことも気に入っています。
今の腕時計は45ミリ程度の大型ケースがあたりまえで、スマートウォッチもこのトレンドを外していません。Pixel Watchは、あえてなのか41ミリのケースサイズで、最近の腕時計で考えれば小ぶりな部類に入ります。
小さなケースの腕時計は、着けたときに見た目のインパクトには欠けますが、とりまわしが良くなります。たとえば、時間を確認するときにはシャツの袖に腕時計が引っかかることはありません。また、ドアノブや机に腕時計を当てて傷がないか心配することもありません。
エッジを丸く落としたクラシカルなケースは、ケースのエッジが腕に当たり続けて、手首の一部が赤くなることもありません。また、手首の肌にあたるセンサー部分はドーム状になっており、ケース全体が肌にあたり不快な思いをしない配慮がされているのも着け心地の良さに寄与しているはずです。
嫌いなところ①:アプリの管理がわかりづらいこと
スマホとの接続管理は
これでできることは、Pixel Watchに通知できるアプリの設定やクロックフェイスの選択とカスタマイズ、Suicaのチャージです。他、アプリのインストールも可能です。
スマホアプリでPixel Watchをコントロールできるかと思えば、そうでないのが嫌らしいところです。たとえば、アプリの削除は腕時計を操作します。もう1つ、アプリのアップデートも腕時計のPlayストアアプリを起動してアップデートします。
これはWear OS 2の頃から導入されている仕組みですが、アプリのインストールをスマホアプリでも可能にしているのが、わかりづらくしています。これができるので、購入直後はアップデートもスマホアプリでできると思い込み、しばらく間は端末のアプリをアップデートせずに運用をしていました。おかげでカレンダーがすべて同期されないバグに、しばらくの間悩まされることになりました。
嫌いなところ②:決済機能が限られていること
FeliCaが搭載されると聞いたときは小躍りしましたが、対応しているのはSuicaのみで肩透かしをくらった感じがあります。これだとスマホと比較して、できることが揃っていないのでわかりづらくしているように感じます。Googleのプロダクトは、こんな感じの作りになっているものが多いので、Googleにどっぷりハマっていれば違和感はないのかもしれませんが詰めが甘い印象を受けます。
しかし、Suicaが使えればコンビニでも支払いができて、電車やバスも乗れるので困ることはありません。また、新規でカードを発行する必要がなく、使っているSuicaが腕時計に移行でき無駄な費用が発生しないのは良いところです。また、支払いの時も端末操作の必要はなく、リーダーにかざすだけなので簡単に使えます。
Google PayのNFC決済が国内でも使えるようになったので、これがSuica以外の選択肢になります。しかし、対応カードを持っている必要があるのと、これがデビットカードのみのケースも多いので決済機能は制限されています。
今週は、このあたりで、また来週。