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Linuxサポートを強化した「.NET 7」リリース

Microsoftは11月8日、クロスプラットフォームのアプリケーション開発環境「.NET 7」の一般提供を開始した。対応プラットフォームはWindows、macOS、Linuxで、いずれも無料でダウンロードが可能となっている。

.NET 7 is Available Today -.NET Blog

.NET 7ではパフォーマンスの大幅な改善をはじめ、ARM64のネイティブサポート、C# 11 / F# 7のサポートなどさまざまなアップデートが行われているが、Linuxのサポートも強化されている。前バージョンの.NET 6では「Ubuntu 22.04」が含まれており、コマンドapt install dotnet6でインストールできるようになっていたが、.NET 7ではさらにビルトインコンテナが追加されており、開発者は.NET標準のコマンド(dotent)だけでコンテナイメージの生成や公開が可能となっている。

# create a new project and move to its directory
dotnet new mvc -n my-awesome-container-app
cd my-awesome-container-app

# add a reference to a (temporary) package that creates the container
dotnet add package Microsoft.NET.Build.Containers

# publish your project for linux-x64
dotnet publish --os linux --arch x64 -p:PublishProfile=DefaultContainer

なお、.NETはバージョン番号が奇数の場合はSTS(Standard Term Support⁠⁠、偶数の場合はLTS(Long Term Suport)というルールを採用しており、.NET 7は2024年5月まで18ヵ月間に渡ってサポートされるSTSとして位置づけられている。

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