今年も終わりが見えてきました。
筆者は、振り返ってみると大きな変化のない年でしたが、皆さんはいかがでしょうか。とは言え、相変わらず新しいものが大好きで、スマホやタブレット、スマートウォッチなどのガジェットは買い続けているので、筆者が購入した端末と共に振り返っていきます。
Pixel 7 Proはスキップしました
これまでは、Appleさんへ毎年のお布施と言わんばかりに購入していたiPhoneは、iPhone 13以降購入していません。iPhone 14 Proシリーズに搭載されたDynamic Islandは、弱みを強みに変える発想がおもしろいとは感じましたが、これに以外に魅力を感じられず購入を見送りました。
もう1つ、Google Pixel 7 Proの購入もスキップしています。
予約キャンペーン中に実施された、大胆な下取り価格には、相当心が揺さぶられましたが、Pixel 6 Proから大きな変化がないので購入していません。
発売後、実機を触ってみると、手に持ったときにPixel 6 Proはカメラバー周辺の上部が重く感じられたのが改善されています。このときに、スペックだけを見て変化がないと評価したのは間違いだったと知りました。
2022年はNothingの年でした
今年は、1台もスマホを購入せずに終わりそうなのかと言えば、そうではありません。8月にNothing Phone(1)を購入しています。これは、100台限定の先行予約の争奪戦に参加して入手しています。
ここまで熱を上げた理由は、Nothingのモノづくりの姿勢に共感したからです。
たとえば、Nothingが掲げるデザイン言語
これはさまざまな解釈ができますが、Nothingがリリースする製品に、どれもワクワクする理由は、ここにもあるのではないかと考えています。
Nothing Phone
たとえば、ガラケー時代にもLEDは複数搭載した端末はありましたが、Nothing Phone(1)のようにスタイリッシュな演出をする端末はありません。また、透明のボディも以前、auのX-RAYがありました。これは透けて見える内部構造が確認できるだけで、Nothing Phone(1)のように、その向こうにあるものを魅せて楽しませるものではありませんでした。このアプローチは
差別化が難しくなってしまったスマートフォンで、Nothing Phone(1)は、唯一、他と違うところを持つ端末なので、iPhoneからの乗り換えユーザーが多いと聞くのも納得できます。
開発元になるNothingは、売上も好調なようで、Phone(1)、Ear(1)、Ear(stick)の累計販売台数が100万台を突破したと発表しています。
収益は、2021年は2,000万ドルだったのか、2022年には1億5,000万ドルを見込んでいるとしています。また、本拠地を置くイギリスでは12月10日に
ヴァージル・アブローの「3%ルール」
Nothingを通じて知り得たことの1つに、
ヴァージル・
これは
この考えは、ファッション同様に原型ができ上がりつつあるIT業界にも適用できると考えています。また、おこがましいですが、昔からアプリのUIを考えるときに、すでにあるものをベースに、ここに自分の考えを盛り込んで少し変えれば良いとぼんやりと考えてきたことが、確信に変わった時でもありました。
今週は、このあたりで、また来週。