前回に続き、2022年の振り返り、スマートウォッチ編です。
スマートウォッチと言えば、Apple Watchと言う感じになりつつあります。
ハイブランドの店員いわく、腕時計は高級な機械式とApple Watchの2極化していると言わせるほどで、大きな影響を持つ存在になりました。とは言え、Androidとの組み合わせでは使えないので、Wear OSを搭載する端末かFitbitやGarminを選ぶことになります。
今回、話題の中心となるWear OS 3は、2022年の後半になってようやく、Samsung以外のメーカーへの展開がはじまりました。それでも搭載端末は、Google Pixel Watch、Galaxy Watch 4、Galaxy Watch 5、Fossil Gen 6シリーズ、Montblanc Summit 3にとどまり、Wear OSに力を入れていたMobvoiのスマートウォッチは、まだ、アップデートが行われていません。
また、11月9日に公開されたAndroid Developers Blogでは、
Android Developers Blog: Power your Wear OS fitness app with the latest version of Health Services
2023年のWear OSはどうなる
2022年はヤキモキする状況ですが、2023年に向けて期待できる話もあります。
9TO5Googleが11月28日に公開した記事で、GoogleがGmailおよびカレンダーのクライアントアプリを開発していると報じています。
Google working on Gmail, Calendar Wear OS apps for Pixel Watch
現状でもメールは通知から、予定はタイルで確認はできますが、Gmailやカレンダーが持つすべての機能が使えません。記事は
Pixel Watchであれば、Fitbitがあることで健康管理は充実していますが、これ以外、出来ることは多くありません。Gmailとカレンダーアプリがリリースされることで決定的な差別化要因になるとは思えませんが、GoogleニュースやGoogle翻訳アプリが続くことになれば、Pixel WatchでのGoogle体験がさらに向上します。
もう1つ、9TO5Googleは
What Wear OS 3 and Pixel Watch features have not yet launched
記事では、Googleが約束しているが、まだリリースしていない機能をピックアップしています。この中には、Smart Unlock、Googleウォレットのチケット管理、バックアップ、転倒検知などをあげています。これらが、2023年にリリースされるのか不明ですが、まだ、伸び代はあるので期待です。
Googleさんには、やってもらわなければ!
今年購入したスマートウォッチは、Pixel Watchのみでした。これは、本当に肌身離さず使っています。使い続ける理由は、Ftibitのクライアントアプリが搭載されており、Fitbitの健康管理機能が使えるからです。これがなければ、早々と置き時計となっていた可能性はあります。
さて、2022年のスマートウォッチは出来尽くした感があり、ところどれも変わらない印象で食傷気味でした。購入したのがPixel Watchだけだったのにも現れています。2023年も新しいセンサーでも登場しない限り、新しい健康管理機能が付加されることはないはずです。これも、分析機能まで視野に入れると、短期間で提供するのは難しいはずです。
となれば、サービスとの連携度合いを高めて、スマートウォッチが生活の中で活用されるシーンを増やすことが、製品の価値を高めていくことになるはずです。
こうしたことは、Googleは苦手な印象もありますが、Pixel Watchを世に出した限り、2023年も
本年はこのあたりで、みなさま、良いお年をお迎えください。