待ちどおしい!
先日リリースされたAndroid 14 Developer Preview 2から、Pixel TabletとPixel Foldの姿が少し見えて来たので紹介していきます。
改良されたデスクトップモード搭載
大画面向けの開発はAndroid 12Lから行われており、これではデスクトップモードが実装されています。
Android 13 QPR2ベータでは、デスクトップモードがさらに改善されています。また、最近公開されたAndroid 14 Developer Preview 2にも改良が加えられており、これがPixel TabletとPixel Foldに最適な新機能だと
Android 14 DP2 readies new features perfect for Pixel Fold & Tablet
デスクトップモードを実行すると画面下にタスクバーが表示されて、すべてのアプリがウィンドウ内に表示されます。このウィンドウは、サイズを変更したり、複数のウィンドウを並べて表示して使えるようになります。
Android 13 QPR2では、このウィンドウ上部に角丸の細長いコントロールバーが重て合わせて表示されます。これには、ウィンドウの最大化や分割、閉じるコマンドなど、ウィンドウ管理に関わるアイコンが並びます。
これがAndroid 14 DP2では、ウィンドウ上部に埋め込まれるモダンなデザインに変更されます。これをタップするとポップアップメニューが表示される動きに変更になります。これは、最近使ったアプリの画面で、アプリアイコンをタップした時に表示されるメニューのデザインと似ています。
iPadOSも16でマルチタスクに関わる機能強化が行われ、同じようにウィンドウ上部のアイコンをタップするとポップアップメニューが表示されます。
似たように見えますが、iPadOSはウィンドウ管理のコマンドだけでなく
iPadOS 16は、macOSとは少し異なる部分もあり、デバイスの用途に最適なUIが提供されています。Android 14は、WindowsやiPadOSから借り物も散見しますが、使いやすいと考えられるものをアレンジしてデバイスにフィットさせているようにも見えます。共にPCのように使われることを想定してはいますが、アプローチが異なるのは興味深いです。Pixel Tabletが登場することで、タブレットOSの使い勝手に注目が集まりそうです。
通知シェードも大画面を意識した作りに?
これはPixel Tabletだけでなく、Pixel Foldにも関係しそうな機能です。Android 14 DP2では
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もう1つの予想は、iPadOSに実装されているものと同じで、左右で表示内容が異なるというものです。似た実装ならば、画面の右側を上から下にスワイプするとクイックタイル、左側を上から下にスワイプすると通知が表示される実装ではないかとも言われています。
筆者は、これはわかりづらくてユーザーの失敗を誘発するUIの典型例だと考えています。悪例を踏襲することはないので別の実装になることに期待です。
Pixel Foldを開発しているのは間違いない
どちらももうすぐ登場しそうな気になりますが発売時期は明らかになっていません。特にPixel Foldは詳しい情報が出ておらず、いまだ噂話だけです。
しかし、ニューヨークの地下鉄で試作機を持っている人が目撃されたことがニュースになっており、開発が続けられていることは確認されているので発売する意思はあるようです。
Blurry subway photos may offer our latest Pixel Fold leak [Gallery]
登場するとなれば、Pixel 7aと同じタイミングかAndroid 14がリリースされるタイミングのはずです。
今週は、このあたりで、また来週。