MastodonやMisskeyなどのFediverseサーバーの統計サイトFediDBが新UIのベータサイトを公開

ActivityPubというプロトコルを使って相互接続できるSNS用のソフトウェアとして、MastodonやMisskeyなどが挙げられる。これらは分散SNSと言われており、数多くのサーバーがある(なお、このように分散サーバーが相互接続される様相のことをFediverseと呼んでいる⁠⁠。

これらのサーバー統計情報を掲載しているサイトの一つにFediDBがある。これまでのFediDBでは各サーバーのバージョンやユーザー数、投稿数を表にしたものと各ソフトウェアの使用状況を掲載している形だった。ただ長らくリニューアルを計画していたようで、4月16日、FediDBの新しいベータサイトが公開された。

5月9日追記4月30日に正式リリースされて、https://fedidb.org/でのみアクセスできるようになったため、記事のリンクを修正した。

FediDBのベータサイトでは新たに、Fediverse全体のユーザー数やサーバー数、月間アクティブユーザー数、成長度合いがわかるグラフ、人気のサーバー、ソフトウェア、国などがわかるようになった。

図1 FediDBのベータサイト、トップページ
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また、これまでどおり各サーバーの情報を表示したり検索できる。各サーバーのページでは成長度合いのグラフなども掲載されるようになり、そのことが一目でわかるようになった。このほか、各ソフトウェアごとの統計情報もを把握できるようになっている。

図2 最近急上昇中のmisskey.io
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もちろんプロトコルの制限から、この情報はFediDBが把握しているサーバーに限られている。また、FediDB側でのカウントも保守的であるとのこと。そのため完全な情報とは言えないが、おおよその傾向をつかむことができるだろう。

参考情報MastodonやMisskeyに関しては「はじめる Fediverse/Mastodon 2022」「分散型SNS「Misskey⁠⁠、それを支える技術スタック」を参照のこと。

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