今秋の発表が予測されている、Google Pixel 8シリーズの噂話がいくつか出てきています。筆者はPixel 6 Proを愛用していますが、Pixel 7 Proの購入は見送りました。理由は、性能のジャンプアップが少ないからです。
しかし、Pixel 8シリーズの噂話を追いかけていくと、大幅なジャンプアップが期待できそうなのでまとめておきます。
Google Tensor G3を搭載
Pixel 8シリーズには、Google Tensor G3の搭載が予想されています。
前世代のGoogle Tensor G2は、X1:2コア、A78:2コア、A56:4コアの構成です。さらに前世代となるGoogle Tensorは、X1:2コア、A76:2コア、A56:4コアの構成で、コアの構成が少し変更された程度でパフォーマンス向上はわずかでした。
Google Tensor G3では、SamsungのExynos 2300がベースになると予想されており、X3:1コア、A715:4コア、A510:4コアの構成になります。いずれも新しいコアが採用されているので、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。
GPUは、これまでのARM MaliシリーズからSamsungのXclipseシリーズに変更される話もあります。
具体的には、Xclipse 920の後継機
しかし、XclipseシリーズがGoogle Tensor G3に搭載されないという見方もあります。
Xclipseシリーズのライセンスは、SamsungとAMDが共同で所有しており、GoogleとAMDの間には協力関係がないので、採用が難しいのでは?
いずれにしても、Google Tensor G3は非常に高い性能を持つSoCになることが期待できそうです。
DisplayPort Alternate Mode対応か?
Android Authorityが
Google Pixel 8 to support USB DisplayPort alternate mode, claims leak
DisplayPort Alternate Mode
しかし、Pixelシリーズでは、なぜかカーネルレベルでDP Alt Modeが無効にされており使えませんでした。これは、Pixel 7シリーズも同様で、Pixel Foldでも無効になっているようです。Pixel 8シリーズでようやく有効にされる可能性があるとのことです。
いよいよ来るかも「デスクトップモード」
DP Alt Modeで大画面が使えるようになれば、気になるのはデスクトップモードの存在です。
先のGalaxy Sシリーズでは、Samsungのデスクトップモード実装
Pixel 8シリーズは、試験的な機能として提供されていたデスクトップモードが正式機能になる話があります。となれば、先のDP Alt Modeと合わせてWindowsのように使える可能性があります。
また、Android OSが大画面で使われることを想定した改良を続けているので、これがデスクトップモードに反映されれば、Androidらしい使い勝手で生産性を向上させる環境となるかもしれません。
SamsungのようにPixel 8シリーズにも純正ハブが用意されて、デスクトップモードを推進する動きとなれば胸熱ですが、どうなるのか楽しみです。
今週は、このあたりで、また来週。