OpenAIは2023年8月28日、エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシー、高速なGPT-4への無制限のアクセス、より長いコンテキストウィンドウや、高度なデータ分析機能、カスタマイズオプションなどを備えた企業向け生成AIサービス
ChatGPT Enterpriseが提供する主な機能は以下の通り。
セキュリティとプライバシー
- 顧客のプロンプトと企業データは、OpenAIモデルのトレーニングには使用されない
- データの保持
(AES 256) および転送中 (TLS 1. 2+) のデータ暗号化に対応 - SOC 2準拠の認定済み
大規模導入向けの機能
- 一括メンバー管理機能をもつ管理コンソール
- SSO
- ドメインの検証機能
- 使用状況を分析するダッシュボード
ChatGPTの最も強力なバージョンを提供
- GPT-4への無制限のアクセス (使用量の上限なし)
- 高速パフォーマンスをもつGPT-4の提供
(最大2倍速) - 高度なデータ分析
(コードインタープリターと呼ばれていた) への無制限のアクセス - これまでより4倍長いプロンプトの入力、ファイル、32,000トークンのコンテキストウィンドウ
- 会社が共同作業して共通のワークフローを構築するための共有可能なチャット テンプレート
- OpenAI を組織の完全カスタム ソリューションに拡張する必要がある場合、API を使用するための無料クレジット
このほか、以下のような機能を開発中とのこと。これらは準備が整い次第リリースとなる予定。
- カスタマイゼーション機能
- 小規模チーム向けのセルフサービスChatGPT Businessを提案
- パワーツール:業務に最適化された高度なデータ分析とブラウジングをさらに強化
- データ アナリスト、マーケティング担当者、カスタマー サポートなど特定の業務に適したツールを追加