本連載は、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第19回目は、メッシュに切り込みを入れる「ナイフツール」と、1つのオブジェクトを複製して並べる「配列モディファイア」について見ていきます。
「ナイフツール」を使うことで、メッシュに対して好きな角度で切り込みを入れることができたり、「配列モディファイア」を使うことで、1つのオブジェクトをコピーして配列することができます。それぞれの詳しい機能を見ていきましょう!
ナイフツール
ナイフツールでは、メッシュに切り込みを入れることができます。Blenderを始めたばかりの頃にはあまり使わない機能かもしれませんが、知っておくと後々メッシュの流れを整えることができたりと、便利な機能になります。切り込みを入れた箇所を押し出すことで、切れ込みを入れたかのようなデザインも作ることができます。
ナイフツールの使い方は、まずオブジェクトを選択して編集モードにします。次に、ショートカットキー「K」を押すと、ナイフツールに切り替わるので、切り込みを入れたい場所をクリックしていくと、メッシュに切り込みが入っていきます。
操作を完了させる場合は、「Enter」を押します。また、ダブルクリックをすると始点と終点が結ばれます。
ナイフツールで切り込みを入れている間、辺にカーソルが近づくと、カーソルが自動的に辺へスナップされます。「Shift」を押している間は、辺の中間地点にスナップされたり、「Ctrl」を押している間はどこにもスナップされないなどの違いもあります。
配列モディファイア
配列モディファイアでは、オブジェクトを複製して並べることができます。
複製方法は、複製したいオブジェクトを選択して、「モディファイアプロパティタブ」から「配列」を選択します。
配列モディファイアの設定項目には、「数」や「オフセット」がありあます。「数」では、オブジェクトをいくつ複製するか設定します。数を大きくするほど、もちろん複製されるオブジェクトの数は多くなります。
「オフセット」では、どの軸に対してどのくらいの間隔を開けてオブジェクトを複製するかを設定します。値を大きくすると、オブジェクトが複製される間隔は大きくなり、軸を変更すると変更した軸に沿ってオブジェクトが複製されます。
今回はナイフツールと配列モディファイアについて見ていきました。次回も知っておくと便利な機能について見ていきますので、よろしくお願いします!