Mojo SDK登場 ―ローカル環境で簡単にMojoプログラミングが可能に

Modular Inc.は2023年9月7日、AIソフトウェア開発向けプログラミング言語Mojoの開発環境をローカルで構築して利用できる「Mojo SDK」をリリースした。

MojoはPythonの使いやすさとC言語のパフォーマンスを併せもち、AIプログラミングに適した機能が追加された言語。これまでは開発者向けにGitHub上でソースコード公開したり、同社サイト内のJupyterHubベースの実行環境Mojo Playgroundでプログラミングを試すことが可能だった。

Mojo SDKはNojoの開発、実行環境をローカルにダウンロード、インストールできるもので、今回公開されたのはx86/Linux上で動作する。Mac、Windows版も今後提供される予定。

Mojo SDKにはMojoアプリケーションのビルド、イテレーションを可能にするコンパイラやIDEツールの完全なセットが含まれている。このほか、以下のツールが付属する。

Mojo Driver
シェル環境を提供し、Mojoプログラムの構築と実行、Mojoモジュールのパッケージ化(拡張機能のサポートを含む⁠⁠、ドキュメントの生成、およびコードのフォーマットを行うことができる。
Visual Studio Codeの機能拡張
Microsoft VS Codeのマーケットプレイスの公式拡張機能としてサポートされ、シンタックスハイライト、コード補完など、Microsoft VS Code用のさまざまな生産性機能をサポートする。
Jupyterカーネル
Pythonコードを含むMojo Notebookの構築と実行をすぐに利用できる。またMojo PlaygroundのすべてのノートブックをGitHubで共有したことも発表された。
デバッグサポート(近日提供予定)
VS CodeおよびLLDBコマンド ライン インターフェイス経由で動作する対話型のデバッグ機能が追加される予定。Mojoのデバッガは、Mojo/C/C++コードをシームレスにデバッグできる。

Mojo SDKはModular Inc.の開発者向けページからダウンロードできる(開発者登録が必要⁠⁠。

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