定番CMS⁠Movable Typeの最新版「Movable Type 8」リリース候補版公開 ――正式版は2023年11月1日公開予定

シックス・アパート株式会社は2023年9月27日、同社が開発を進めるCMSの次期バージョン「Movable Type 8」のリリース候補版を公開した。

Movable Type BETA

継続的なアップデートとメンテナンス

Movable Typeは、2001年10月にリリース以降、定期的にアップデートが行われ、また、状況に合わせてセキュリティの確保などのメンテナンスが行われている、国内で50,000以上の企業・自治体・官公庁などの組織が採用しているCMSプラットフォーム。

バージョン8になり、Movable Typeソフトウェア版・AMI版はともに1年ごと、クラウド版は3ヵ月ごとにリリースが行われ、重大なバグやセキュリティに関する修正はすべての版で提供される。

また、機能追加だけではなく、機能変更や廃止に関しても計画的に行われ、今後はソフトウェア・AMI版リリースのタイミングで実施される。

Movable Type 8の新機能

そして、今回発表されたバージョン8のおもな新機能は次の3つ。

  • 共有プレビュー機能
  • 新ブロックエディタ機能
  • 管理画面の多要素認証

共有プレビュー機能

パスワード設定によるページ生成が可能となり、従来用意されていたような一時的なプレビューではなく、公開前に他ユーザが閲覧可能な状態のプレビューが行える、共有プレビュー機能が実装された。

新ブロックエディタ機能

記事やコンテンツタイプに関して、ブロックを組み合わせて編集できるブロックエディタ機能の実装。コンテンツの内容やデザインに合わせた、カスタムブロックも作成可能となる。

管理画面の多要素認証

Movable Typeの管理画面でのサインインにて、多要素認証が利用可能となった。TOTP (Time-based One Time Password) による2要素認証に対応している。

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